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サイト制作

2025.06.09

【ECサイト担当必見】見やすいホームページを作るためのデザインの基本

【ECサイト担当必見】見やすいホームページを作るためのデザインの基本

目次

今回は初めてECサイトを作る方に向けて、見やすいホームページを作るためのポイントをご紹介します。この記事を通じて、デザインの基本的な考え方や具体的な手法をしっかり理解し、魅力的なECサイトを作り上げてください。

見やすいホームページを作るためのポイント

直感的なナビゲーション設計

ウェブサイトの最上部に配置されるグローバルナビゲーション(グロナビ)は、ユーザーの導線として最も重要な役割を果たします。優先度の高いページへのリンクや、お問い合わせ・資料請求などの重要なボタンを目立つ位置に設置することで、ユーザーが求める情報へスムーズにアクセスできる環境を整えましょう。

フッターは、サイトの全体像を把握できる場所として活用します。グロナビでは掲載しきれない詳細な情報やリンクを適切に配置することで、グロナビを補完する重要な役割を果たします。各サービスへの詳細リンクなど、ユーザーが必要とする情報への入り口をしっかりと用意することが大切です。

情報設計では、コンテンツを適切に分類した階層構造を意識することが重要です。パンくずリストを設置することで、ユーザーは現在の位置を把握しやすくなります。また、情報量が多いサイトでは検索機能を追加することで、ユーザーが目的の情報により早くたどり着けるようサポートすることができます。

これらの要素を適切に設計・配置することで、ユーザーは迷うことなく必要な情報にアクセスでき、結果としてサイトの価値を高めることができます。

デザインの4大原則

レイアウトとは、Webサイトやチラシなどのデザインにおいて、文字や画像などの要素をどのように配置するかを決める重要な作業です。見やすく効果的なデザインを作るために、以下の4つの基本原則があります:

  • 近接:関連する情報をまとめて配置する
  • 整列:要素を揃えて秩序を生み出す
  • 対比:サイズや色の違いで強弱をつける
  • 反復:同じ要素を繰り返し使用して統一感を出す

これら4つの原則を意識するだけでも、情報は格段に見やすくなり、ユーザーに伝えたいメッセージがより効果的に伝わるようになります。以下、1つずつ見ていきましょう。

近接

近接とは、関連性のある要素を近づけることで情報をグループ化することです。例えば、ECサイトでは製品画像とその価格を近くに配置することが一般的です。ユーザーは商品とその価格を一目で把握でき、ストレスなく商品を比較検討できます。適切な近接設計はユーザーが必要な情報を探す手間が省け、サイト全体の使いやすさが向上します。

整列

整列は、ページ上の全ての要素を規則正しく配置することを指します。ページが整然とした印象を与え、情報がすっきりと見やすくなります。例えば、製品一覧ページでは、画像やテキストを揃えて表示することが大切です。

反復

反復とは、同じスタイルや要素を繰り返し使用して一貫性を持たせることです。これにより、サイト全体に統一感が生まれ、ユーザーに安心感を与えます。例えば、ヘッダーやフッターのデザインを各ページで統一すると良いでしょう。

対比

対比は、重要な情報や目立たせたい要素を他の要素と差別化することです。これにより、ユーザーの注意を引きやすくなります。例を挙げると、特価商品のバナーや購入ボタンを目立つ色に設定することで、ユーザーが重要な情報を一目で認識できます。

シンプルで直感的なナビゲーション

ナビゲーションメニューは、ユーザーがサイト内をスムーズに移動するために重要な役割を果たします。シンプルで直感的なナビゲーションを提供することで、ユーザーが迷わず目的のページにたどり着けるようにしましょう。ECサイトでいうと、カテゴリー別にメニューを整理し、ドロップダウンメニューを使って階層を分かりやすくするなどの方法があります。また、重要なカテゴリーは常時表示することで、ユーザーがすぐにアクセスできるようにすることも効果的です。

視線誘導

視線誘導とは、ユーザーの視線を自然に誘導するデザイン手法です。これにはいくつかのパターンがあります。

F型

F型は、左上から右下にかけて視線が動くパターンです。ユーザーが自然に読む方向に沿って重要なコンテンツやリンクを配置します。例えば、サイトのロゴを左上に置き、その右隣にメニューを配置するのが一般的です。コンテンツは左から右、上から下へと視線が流れるように配置します。

Z型

Z型は、視線が左右に動くパターンです。ページの上部から下部に向かって視線を誘導し、視覚的に重要な要素を自然にたどるようにします。トップバナーから注目の製品へ、そしてその下の説明へと視線を誘導します。これにより、ユーザーがページ上をスムーズに移動しやすくなります。

N型

N型は、縦書き文化に馴染みのある日本語サイトなどで用いられるパターンです。ユーザーの視線が右上から左下へ移動し、再度右上に戻って次のセクションを読む動きが繰り返されるレイアウトです。雑誌のようなレイアウトに適しており、視覚的にメリハリを持たせることができます。

配色とコントラストのポイント

配色とコントラストの良さは、情報の視認性やユーザーの操作性に大きく影響します。重要なポイントは、色の組み合わせが見やすく、目に優しいものであることです。背景色と文字色に十分なコントラストを持たせることで、テキストが読みやすくなります。また、サイト全体で一貫したカラースキームを使用することで、ビジュアル的な統一感を持たせましょう。

フォントについて

使用するフォントや文字サイズ

フォントの選び方も重要です。読みやすいフォントを選び、本文と見出しで異なるフォントを使うと良いでしょう。本文にはシンプルで読みやすいフォントを使用し、見出しには目立つデザインのフォントを選ぶことで、視覚的なアクセントがつきます。また、文字サイズについては、16px程度が読みやすい標準サイズとされていますが、大きさを指定できるスタイルを用意することも大切です。特にスマートフォン(SP)では、限られた画面サイズでも視認性が保たれるよう、SP専用のフォントサイズ設定をしっかり意識することが重要です。これにより、どのデバイスでも快適に読めるコンテンツになります。

行間や改行

行間は適切に設定し、文字が詰まりすぎないように配慮しましょう。行間が狭いと、読みにくく視覚的に窮屈な印象を与えます。適度に行間を空けることで、ページ全体が読みやすくなります。また、改行を適切に行い、文章を区切ることも忘れずに。改行と段落の間にスペースを入れると、文章がさらに読みやすくなります。

読みやすさを重視したコンテンツ配置

情報の優先順位を明確にし、重要な内容を上部や目立つ場所に配置します。ユーザーが迷わず情報を読み進められます。読んでもらいたいコンテンツやCTA(コールトゥアクション)はファーストビューに配置し、スクロールせずにすぐにアクセスできるようにします。

画像や動画を有効的に使う

効果的な画像や動画を使って、ビジュアル的な魅力を高めましょう。ただし、多用しすぎるとページが重くなりユーザー体験を損なう可能性があります。内容に関連性の高いものだけを必要最小限で使用しましょう。また、選んだビジュアルコンテンツは適切な最適化が必要です。画像は圧縮して使用し、動画は簡潔で見やすい長さに編集することで、ページの読み込み速度を維持できます。特にモバイル端末でのアクセスを考慮すると、この最適化は非常に重要です。

レスポンシブデザインの重要性

あらゆるデバイスで表示が崩れないように、レスポンシブデザインを取り入れましょう。これにより、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスからのアクセスにも対応できるようになります。レスポンシブデザインを採用することで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、離脱率の低減につながります。

ECサイトに欠かせないデザインの要素

カートと購入ボタンの見やすさ

カートや購入ボタンは、ユーザーが最も頻繁に使用する要素の一つです。これらのボタンは目立つ位置に配置し、色や大きさで強調することが大切です。例えば、購入ボタンの色を他の要素と差別化することで、目立たせることができます。また、ボタンのテキストも「今すぐ購入」や「カートに追加」など、ユーザーが具体的に何をするボタンなのか一目でわかるようにします。

レビュー機能の視認性

ユーザーレビューは、購入の決め手となる重要な要素です。レビュー機能は目立つ位置に配置し、読みやすくデザインすることがポイントです。例えば、星評価システムを視覚的にわかりやすく使うと良いでしょう。また、レビュー数や平均評価を表示することで、ユーザーがすぐに信頼性を判断できるようにします。

商品検索とフィルター機能

ユーザーが欲しい商品に簡単にアクセスできるよう、検索機能とフィルター機能を工夫して配置します。検索バーは目立つ位置に配置し、検索キーワードの入力が簡単にできるようにします。フィルター機能もカテゴリや価格帯、ブランドなどユーザーが必要とする条件で簡単に絞り込みができるように設計します。

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モバイルファーストのアプローチ

現代のECサイトでは、モバイルデバイスからのアクセスが大変多くなっています。そのため、まずモバイルデバイスでの使用を前提にデザインを進めることが重要です。モバイルファーストのアプローチをとることで、ユーザビリティが向上します。ボタンやリンクの配置はモバイルでのタップ操作を考慮し、工夫しましょう。

ページ読み込み速度の改善

ページが遅いとユーザーの離脱率が上がります。画像の圧縮やキャッシュの利用などで高速表示を実現することが重要です。また、不要なプラグインを削除することで軽量化を図ります。ユーザーがストレスなくページを閲覧できるように、ページの読み込み速度には特に注意が必要です。

コーポレートサイトに欠かせないデザイン要素

ブランドの一貫性を保つデザイン

ブランディング戦略の手法の1つとして、ブランドカラーやロゴの統一や一貫性を意識します。ユーザーにとって「その色=ブランドカラー」を連想させます。メインカラーを一貫して使用し、ページ全体で統一感を出すほか、フォントやボタンのスタイルも統一することで、ブランドのアイデンティティを強調できます。

信頼性を高める企業情報ページ

企業の概要や沿革、代表者メッセージなどを掲載し、訪問者に信頼感を与えます。特に、企業のミッションやビジョンを明確に示すことが重要です。また、企業の認証や受賞歴などを追加することで、さらなる信頼感を高めることができます。

ニュースとブログセクション

最新の情報を提供することで、訪問者にとって価値のあるサイトとします。例えば、定期的なブログ投稿や最新ニュースの更新を行うことで、サイトの情報鮮度を保ち、訪問者の興味を引き続けることができます。SEO対策にも繋がり、検索エンジンからの流入が増加します。

利用者に合ったお問い合わせフォーム

簡潔で使いやすいお問い合わせフォームを設置し、利用者が気軽に問い合わせできるようにします。問い合わせフォームの項目は必要最低限にすることで、ユーザーの手間を減らします。また、入力フィールドにヒントや例を表示することで、ミスなく簡単に入力できるように工夫します。

LPに欠かせないデザインの要素

明確なゴール設定とターゲットオーディエンスの明示

[name]ページ(LP)は特定のゴールを持つページです。目標やターゲットを明確にすることで、訪問者の行動を促します。例えば、新商品のプロモーションキャンペーンを実施する際には、ターゲット層を明示し、そのニーズに合ったコンテンツを提供します。

魅力的なイメージとキャッチコピー

一目で興味を引くイメージやキャッチコピーを使用します。これにより、訪問者の関心を引き、次のアクションを起こしてもらいやすくなります。画像や動画、キャッチコピーは視覚的なインパクトを持たせるように工夫しましょう。

簡潔でインパクトのある概要

重要な情報を簡潔にまとめ、わかりやすく伝えます。例えば、商品の特徴やメリットを短い文章で伝えることがポイントです。箇条書きを使うことで、情報が一目で理解できるように工夫することも有効です。

わかりやすいCTAボタンの配置

行動を促すCTA(Call to Action)ボタンを目立たせ、訪問者にクリックを促します。例えば、「今すぐ購入!」や「詳細はこちら」など、具体的なアクションを示す言葉を使用します。また、ボタンの色や位置を工夫して、目立つように配置することが大切です。

信頼感を後押しする要素

ユーザーレビューや受賞歴、保証制度などを掲載し、信頼感を高めます。これにより、訪問者が安心して購入やお問い合わせができるようになります。具体的な顧客の声や事例を掲載することで、更なる信頼感を築くことができます。

ECサイトで注意すべきデザインの課題

ページ読み込み速度を意識する

速いページ読み込み速度は、ユーザー体験の向上に直結します。キャッシュの利用や画像の最適化などでページの軽量化を図ることが重要です。例えば、画像の形式をWebPにすることで、軽量化が可能です。また、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用することで、読み込み速度を向上させることもできます。

セキュリティとプライバシーの重要性

ECサイトでは、ユーザーの個人情報を扱うため、セキュリティ対策が不可欠です。SSL証明書の導入や、プライバシーポリシーの明示によって、ユーザーの安心を確保します。また、多要素認証(MFA)やセキュリティ監査を定期的に行うことも効果的です。

クロスブラウザ対応の確認

多様なブラウザでの表示を確認し、互換性を見落とさないようにします。これにより、全てのユーザーが快適に利用できるサイトを提供します。主要なブラウザ(Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Safariなど)で表示確認を行い、互換性を保つことが重要です。

アクセシビリティ対応のポイント

全てのユーザーが利用しやすいように、アクセシビリティを考慮したデザインを心がけます。例えば、キーボード操作のみでの操作が可能か、画面リーダーを利用して情報が正しく伝わるかを確認します。また、色覚障害を持つユーザーにも配慮し、色だけで情報を伝えないように工夫します。

顧客データを活用したパーソナライズ手法

顧客データを活用し、個々のユーザーに合わせたパーソナライズド体験を提供します。過去の購入履歴を元におすすめ商品を表示するなどの工夫が考えられます。また、メールマーケティングやリターゲティング広告を活用し、顧客の興味や行動に合わせたコンテンツを提供することも効果的です。

見やすいホームページにするには、日々の検証も重要

デザインの改善は一度で終わりではありません。ユーザーのフィードバックやアクセス解析を元に、日々の検証と改善を行いましょう。そうすることで、常に最適なユーザー体験を提供できるサイトを維持することができます。可能であれば、A/Bテストを実施してデザインの変更がどれだけ効果的かを測定し、継続的に改善を行うと良いでしょう。

まとめ

見やすいホームページのデザインには、基本的なデザイン原則や重要な要素を取り入れることが大切です。初めてECサイトを制作する方は、この記事のポイントを参考にして、魅力的で使いやすいサイトを作り上げてください。もし、さらにデザインやリニューアルに関するご相談があれば、ぜひお問い合わせください。

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