サービス・商品紹介動画を活用して効果が上がるPRを検討しませんか?
ネット販売において、静止画やテキストだけではユーザーにサービスや商品の十分な説明はできないかもしれません。特に、形のないサービスや商品であればなおさらです。その機能性や使い方などの伝えるためには、短時間で分かりやすい動画が最適です。
実際、サービスや商品の購入や検討をする前に、多くの人が参考にする1つのコンテンツとして動画があります。そのため、あらゆる顧客との接点に、効果的にサービス・商品紹介動画を活用してみましょう。
この記事では、サービス・商品紹介動画の活用シーン、メリット、作り方のコツなどを解説します。
■目次
サービス・商品紹介動画とは
サービス・商品の紹介動画とは、商品そのものやサービスについてより詳しく、わかりやすく紹介するための動画で、その効果を活用したいと検討されている企業も多くあります。
たとえば電化製品や食べ物などの形があるものは、静止画だけでは別の角度からの見え方や質感、動作といった表現の難しい情報が多いものです。これが形のないサービスならばなおさら、多くの手順を1つずつすべて、しかも限られたスペースに掲載するのは困難でしょう。
しかし動画ならば、連続した異なる角度からの画像も、製品の動き方も、柔らかさやなめらかさなどの質感も表現できます。サービスの手順も順序よく、音声で説明しながらわかりやすく伝えることが可能です。
スマートフォンの普及によって、ユーザーはYouTubeやSNSなどを通じて好きな動画を視聴できるようになりました。そのため特定のサービスや商品に関するよりわかりやすい情報が、いつでもどこでも得られます。これはサービス・商品紹介にとって、必要な人に必要な情報を届けるための重要な要素です。現在多くの企業が、動画をサービス・商品紹介に活用しています。
ただし動画には、短時間のものが視聴されやすいなど、作成にあたり押さえておきたいポイントや注意点があることを覚えておきましょう。
サービス・商品紹介動画の種類
サービスや商品を効果的に紹介する動画は、企業のマーケティング戦略において重要な役割を果たしています。ここでは、サービス・商品紹介動画の3つの主要なパターンをご紹介します。
- ブランディング動画
ブランディング動画は、企業や製品のイメージを強化し、ブランドの価値観や個性を伝えることを目的としています。これらの動画は、直接的な商品説明よりも、感情的な繋がりを築くことに重点を置いています。
【特徴】 ・ストーリー性が高い ・視覚的に印象的な映像を使用 ・ブランドの世界観を表現 ・音楽やナレーションを効果的に活用
- 機能説明動画
機能説明動画は、製品やサービスの具体的な特徴や使い方を分かりやすく伝える動画です。顧客の疑問に答え、製品の価値を明確に示すことで購買決定を後押しします。
【特徴】 ・製品の機能や利点を詳細に説明 ・デモンストレーションや図解を多用 ・ステップバイステップの使用方法を紹介 ・技術的な情報をわかりやすく提示
- ドキュメンタリー風
ドキュメンタリー風の動画は、製品やサービスの背景にある物語や開発プロセスを紹介します。この手法は、企業の透明性を高め、顧客との信頼関係を構築するのに効果的です。
【特徴】 ・製品開発の裏側や企業の歴史を紹介 ・従業員や顧客のインタビューを含む ・リアルで親近感のある雰囲気を醸成 ・社会的影響や環境への配慮を強調
これら3つのパターンは、それぞれ異なるアプローチで顧客にアピールします。効果的なサービス・商品紹介動画を制作するには、目的や対象顧客に合わせて適切なスタイルを選択することが重要です。
サービス・商品紹介動画を活用した媒体やシーンの例
では、実際に活用するためにはどうしたらいいのでしょう。
いつでも同じ内容を繰り返し訴求できるサービス・商品紹介動画は、さまざまな場面や媒体で利用できます。せっかく作成するのなら、できるだけ多くの訴求ポイントで利用したいものです。
ここではサービス・商品紹介動画の活用できる媒体やシーンの例を5つ紹介します。想定していた用途とは別に、効果を期待できるシーンがあるかもしれません。一通り把握しておき、新たな用途への利用も検討してみましょう。
弊社のサービス・商品紹介動画に関する実績はこちらからご覧ください。
サービスサイト・商品紹介ページ
自社サイトには、サービス・商品紹介動画を積極的に取り入れましょう。自社そのものやブランド、サービス・商品の認知度が高く、感度の高い顧客やファンが多く訪れる場所です。アクセスする多くのユーザーは、すでに商品を認知しており「もっと詳しく知りたい」と感じているはずです。サービス・商品紹介動画を効果的に活用でき、ユーザーの購買意欲は高まるでしょう。さらに、オンラインで利用・購入できるサイトへのリンクを張っておくと、直接的な売上促進にもつながります。
各種イベント
各種のイベントでも、サービス・商品紹介動画は大いに利用できます。たとえば多くの企業が出展する展示会では来場者も多く、自社ブースのスタッフは応対に追われ、前を通るだけの来場者へアプローチできません。そこでブースの目立つ場所に繰り返し再生する動画を設置しておけば、不特定多数の人にとって興味を惹きつけるコンテンツとなります。
この場合、動画再生時間が比較的短く、インパクトがあってわかりやすく作られているほど効果的です。そもそもブース前を通過する数秒の間に興味を持ってもらうにはインパクトのあるもの、ブース内では短時間でわかりやすく理解できるようなものといった、パターンの違う動画を作るのもいいでしょう。
展示会以外にも、株主総会や新卒採用説明会といった自社が主催するさまざまな場面での利用が可能です。
営業活動・商談
サービス・商品紹介動画は、企業活動に欠かせない日々の営業活動や取引先との商談にも役立ちます。
動画を活用すれば、営業担当の経験や力量に関わらず、情報を的確に、正しく伝えることができます。
また、プレゼンテーションなどの場でもその効果を発揮できます。紙の資料やパワーポイントの説明だけでなく、サービス・商品紹介動画を挟むことでサービスや商品に対する理解がより深まります。顧客への説得力やアピール訴求が増すでしょう。
このように、営業ツールとしても有効活用できるのが魅力です。
動画プラットフォームやSNS
近年、企業ではYouTubeなどの動画プラットフォームやSNSを、マーケティングや販売促進に利用するケースが増えています。
これらの媒体は、ユーザーが「いいね」や「リポスト」をつけることで、企業が関わらなくとも多くのユーザーに拡散するのが特徴です。なかには想定していないユーザーにまで拡散することもあり、より広い範囲のユーザーに訴求できます。
サービスや商品についての詳細は、今やWeb検索だけにとどまりません。特に使い方や利用経験のあるユーザーの本音が知りたい場合は、最初にYouTubeやSNSで検索するケースも多いため、リアルなユーザーの声を知ることができるでしょう。
店頭などでのプロモーション
顧客へ直接販売する小売店やサービス提供窓口などで、効果的な告知手段といえます。
人間はもともと本能的に「動くもの」に敏感に反応するため、商品が陳列されていたりパンフレットが並んでいたりするような場所で再生されている動画は、あるだけで思わず注目してしまうのです。
よく見かけるのは、レジに並んでいる時間やサービス手続きの待ち時間など、顧客が時間を持て余すタイミングは少なくありません。そのようなタイミングを狙うようにサービス・商品紹介動画を流すようにしておけば、その顧客はおそらくサービス・商品を認知してくれます。つまり、その場での利用ではないかもしれませんが、少なくとも告知としては成功したといえるでしょう。
サービス・商品紹介動画を作るメリット
動画には、伝えたいことを効果的に伝えるツールとしてのさまざまなメリットがあります。特にサービス・商品紹介に用いる場合は、これらのメリットを踏まえた計画や制作が必要です。
ここでは動画をサービス・商品紹介に用いる代表的なメリットについて解説します。自社で制作する動画にはどのメリットが有効なのか、チェックしてみましょう。
静止画写真と比べ情報を多く伝えられる
動画は静止画写真と比べて、サービスや商品についてより多く、かつ幅広い情報を伝えられます。1つの静止画で示すことができるのは1方向からの画像のみで、一般にスペースが限られるため、さらに文字や図表を加えるのは困難です。
しかし動画は、映像として「動き」を表現できるため、商品の動作する様子や操作手順を順序よく表現できます。たとえば重要な部分だけにテロップを入れて文字情報として強く印象付けることも、音声による説明や、商品の動作の音といった情報としての音声情報を伝えることも動画なら可能です。これらをうまく組み合わせれば、短時間でも伝えたいことを正確に伝え、より深く理解してもらえるでしょう。
人間は視覚から55%、聴覚から38%、言語によって7%の情報を得るといわれ(メラビアンの法則)、静止画だけなら55%+7%の62%にとどまることに対して、動画ならば100%の情報を与えることが可能です。特に音声は、動画でしか伝えられない、ほかには変え難い情報といえます。
視聴者が商品の利用シーンをイメージしやすい
視聴者にサービス・商品について興味を持ってもらいたい場合、自身の利用しているシーンをイメージしやすいことが求められます。具体的にいうと、利用する場面や手順、操作方法、利用によって解決できる課題、解決によって受けられるメリットなどです。
例を挙げると、美容関連商品であれば、単純に使用効果を表す前後の比較画像だけではなく、使用にかかる時間や手順の難しさを示すことが重要であり、動画なら「◯分後」といったテロップを流したり、使用手順を順序どおりに示したりなどすれば、どちらもわかりやすく表現できます。その上で効果が分かれば、自身が使っているシーンのイメージが湧きやすくなり、購買意欲も高められるでしょう。
魅力を伝えるのが難しい無形商材でも魅力を伝えやすい
サービスといった無形商材の魅力を静止画で伝えるのはとても難しいでしょう。しかし動画であれば、ビジュアル化や実際の利用によって、得られるものをイメージとして伝えられます。
保険サービスの場合、安心して暮らしているイメージによって事故や災害への備えで得られる安心を、またコンピューターのクラウドサービスならば、笑顔で働く従業員の姿や企業の明るい未来のイメージによって企業が得られるメリットを動画や音声で感覚的に伝えられます。これも動画が動きや音声を表現できるからこそ得られる効果です。
文字で「明るい未来」と書くだけよりも、登場人物の明るい笑顔や楽しそうな日常を動画で表したほうが、視聴者もより感覚的かつ瞬間的に理解しやすくなります。
一度作成すれば繰り返し利用でき資産になる
サービス・商品動画は一度作成すれば何度も利用でき、自社の資産になるというメリットがあります。企業での教育研修や、サポート業務にも活用できます。
新商品の告知動画は、YouTubeで公開すればあとは取引先にURLをメールで伝えるだけで、取引先はいつでも自由に視聴できます。営業のツールとしても効果的です。
また動画マーケティングとしてSNSやWebサイトなどに公開すれば、アクセスするユーザーはいつでも視聴できます。一度作成すれば会社の資産となり、顧客とのあらゆる接点に活用できるのです。
ポイントは「同じ内容を」「繰り返し何度でも」「好きな時に」。
サービス・商品紹介動画制作のコツ
サービスや商品の紹介動画には、より多くの訴求ターゲットの目にとまり、こちらの伝えたいことをわかりやすく正確に伝えることが求められます。だからといって、提供する側がいいように表現するだけでは十分ではないかもしれません。
動画の目的は、視聴者への配慮が大切です。
ここではより効果的なサービス・商品紹介動画を制作するためのコツを解説します。
視聴者の課題とその解決策を提示する
視聴者がサービスや商品を「欲しい」と感じるのは、そのとき何らかの課題があり、解決しなければならない状況にあるときです。動画ではサービスや商品をただアピールするのではなく、これらがどのような課題に効果的か、どのように解決できるかを提示する必要があります。
まずは抱えている課題を提示して共感してもらうことが大切です。すると視聴者は続きが気になり、自然に動画の視聴を続けるでしょう。そして解決策としてサービス・商品を紹介すれば、興味を抱くのはもちろん、即決での購入さえあり得ます。
サービス・商品紹介動画には、視聴者の心を惹きつける「ストーリー」が欠かせません。課題の共感から課題の解決まで「視聴したくなる」ことが大切です。
インタビューなどを入れ「自分ごと」と感じさせる
サービス・商品紹介動画は、サービス・商品を提供する側ではなく、利用・購入する側である視聴者の立場から見たシナリオであることが重要です。ただそのためには提示される課題を「自分ごと」と感じる、つまり共感してもらう必要があります。どれほど優れたものでも、自分には関係ないとして共感を得られなければ、目的達成にはつながりません。
視聴者の立場でシナリオを組み立てるには、サービスや商品を実際に利用したことのあるユーザーのインタビューなどが有効です。実際のユーザーの感想はときに強い説得力を持つため、視聴者は「自分はどうだろう」と自分と照らし合わせるようになる、つまり「自分ごと」として考え始めます。
そうすれば課題の解決策を知るために動画を見続けることになるでしょう。ただ課題を提示するだけでなく、課題を自身の身近なものと感じてもらうことが重要です。
情報量やメッセージを絞る
視聴者が動画の視聴によってうまく理解できる情報量には限界があるため、サービス・商品動画では伝えたい情報量やメッセージをできるだけ絞り込むことが求められます。
紹介するサービス・商品には多くのメリットがあったとしても、動画に盛り込むのはあえて1つに絞り、その1つをしっかり印象付け、正確に理解してもらうことが大切です。もし多くの情報を詰め込もうとしても、短い再生時間でわかりやすく伝えられなかったり、再生時間が長くなって最後まで見てもらえなくなったりすれば、思うような効果は得られません。
サービス・商品紹介動画では、伝えるメッセージをできるだけ絞り、絞り込んだ情報をより印象的に、正確に伝えるよう努めましょう。
サービス・商品紹介動画の作り方
サービス・商品紹介の動画には、ほかの動画と同様に「できるだけ短い再生時間」と「インパクト」、「わかりやすさ」が求められます。ただサービスや商品について説明するだけの動画では、思うような効果は得られないでしょう。
ここではサービス・商品紹介動画の作り方として、手順とそれぞれの注意点を解説します。今後の作成スケジュールや段取り、予算などの検討にぜひ活用してください。
1.商品の認知など目的や訴求ターゲットを決める
動画作成にあたり、まずは作成の目的と訴求先であるターゲットを決めましょう。目的にはサービス・商品を認知してもらうための告知や、販売促進、イメージアップなどがあります。認知拡大の告知であれば、幅広い年齢層のユーザーにとってわかりやすい言葉やイメージが必要です。
訴求ターゲットが変われば、効果的な表現や媒体も変わります。高齢者がターゲットなら字幕に大きめのフォントを使うのがよいでしょうし、10代であれば今の流行を加味する必要があるでしょう。目的も訴求ターゲットも、できるだけ明確に設定したほうが動画にも反映させやすくなります。
目的や訴求ターゲットは、最終的な効果計測や動画作成に重大な要素です。途中でずれることのないよう慎重に設定しましょう。
2.予算の設定・確保を行う
企業としてサービス・商品動画を制作する場合、目指す効果に対して適切な予算を設定する必要があります。もし高額な予算を投入しても、それに見合う高い効果が得られなければその後の動画作成はできません。
限られた予算でより高い効果を得るには、創意工夫が求められます。予算をしっかり把握し、それを最大限活用する方法を常に考えながら、動画制作を進めていくことが大切です。
また、外注するか社内で制作するかによっても必要な予算は大きく変わります。
3.商品の魅力・訴求ポイントを確認する
目的と訴求ターゲット、予算を踏まえたうえで、次は動画に盛り込むサービス・商品の魅力や訴求するポイントを整理して確認します。ポイントが多ければ絞り込む必要があります。
短い再生時間が求められる動画では、すべての魅力・訴求ポイントを伝えられるわけではありません。あまり盛り込みすぎると焦点がぼやけてしまい、かえって分かりづらい内容になってしまう可能性もあります。
15秒程度の動画なら1つ、1分程度の動画でも3つまでに絞るのが理想的です。例えば、商品の独自性、使いやすさ、コストパフォーマンスなどが重要なポイントになるでしょう。ターゲット層にとって何が最も魅力的かを考慮し、そこに焦点を当てることも重要です。
4.商品の特徴やターゲット設定をもとに構成を決める
動画に盛り込むサービス・商品の魅力や訴求ポイントが決まれば、次は構成を決めます。商品の特徴や訴求ターゲットの特性を踏まえ、より共感を得やすい、インパクトの強い動画を制作するには、伝える情報の順番や表現方法が重要です。
構成ではまず大まかなストーリーを決め、次にラフな絵を用いた絵コンテで具体的なイメージに近づけていきます。
この段階からは専門的なスキルや知識が必要になってくるため、社内で作成するのではなく外注するケースが出てくるでしょう。予算や制作の難易度などを含め、どちらにするかを慎重に検討してください。
5.動画制作を社内または外注で実施する
動画制作の実施段階では、社内で行うか外注するかの選択が重要です。社内制作の場合、コストを抑えられる反面、専門的なスキルや機材が必要となります。一方、外注すれば高品質な動画が期待できますが、コストが高くなります。
大事なことは、予算、求める品質、納期、自社のリソースなどを総合的に判断します。どちらを選んでも、企画段階での意図が正確に反映されるよう、緊密なコミュニケーションを心がけることが成功の鍵となります。完成後は、効果を測定し、次回の制作に活かすことも忘れないようにしましょう。
まとめ
サービス・商品紹介動画は、静止画やテキストだけでは伝えきれない価値を効果的に伝えられる重要なツールです。特に無形商材の魅力や、製品の使用感、機能性を伝える際に大きな効果を発揮します。
制作にあたっては、目的や訴求ターゲットを明確にし、伝えたい情報を絞り込むことが重要です。また、視聴者の課題に共感し、サービスや商品の魅力を伝える構成、短時間で分かりやすく、インパクトのある内容に仕上げることで、より効果的な訴求が可能となります。
完成した動画は、自社サイトやSNS、展示会、営業活動、店頭プロモーションなど、様々な場面で活用できます。一度作成すれば繰り返し使える資産となり、長期的な投資効果が期待できるでしょう。
弊社は、これまでサービスや商品の紹介動画を数多く手がけてきました。「方向性が定まらない」「訴求ポイントが絞り込めない」といった難しさのため、思うように制作が進まないといったことがあり得ます。私たちは商品やサービスのメリットを理解し、それらの魅力を最大限に引き出す動画作りをモットーに、企画から動画編集、制作まで一気通貫で対応いたします。