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VSEOとは?いますぐYouTubeで使える対策や企業が取り入れるべきポイントを解説

公開日: 2023年3月31日    更新日: 2024年5月31日
VSEOとは?企業がやるべき施策と4つの成功ポイントを徹底解説

動画のSEOであるVSEOは、動画コンテンツを活用している企業にとって必須の知識です。本記事ではVSEOとは何か、メリットと具体的にやるべき6つの施策、成功のための4つのポイントなどを詳細に解説します。動画の検索順位を上げたい担当者は必見です。

動画のSEOであるVSEOとは

動画のSEOであるVSEOとは

動画のSEOであるVSEOは、動画コンテンツを活用している企業にとって必須の知識です。本記事ではVSEOとは何か、メリットと具体的にやるべき6つの施策、成功のための4つのポイントなどを詳細に解説します。動画の検索順位を上げたい担当者は必見です。
VSEOとは「Video Search Engine Optimization」の略で、動画コンテンツのSEOのことです。Webサイトを上位表示させるSEOの動画版、と捉えるとわかりやすいでしょう。
具体的には、Google検索で動画を上位表示させたり、YouTubeでの検索結果で動画を上位表示させたりするための施策を指します。VSEOに取り組むことで、自社が提供する動画コンテンツを上位表示させて、多くの視聴者の獲得を目指します。

VSEOが注目されている理由

VSEOが注目されている理由

●取り組んでいる競合がまだ少ない

個人でVSEOに取り組んでいる動画投稿者は多いですが、企業として取り組みを進めている事例は多くありません。

競合が少ないため、早くからVSEOへの理解を深めて対策を行うことで、優位に立てる可能性が高いのです。動画コンテンツを活用していきたいと考えているならば、VSEOの取り組みを積極的に進めましょう。

●動画コンテンツの重要性が増している

スマートフォンの普及や5G(第5世代移動通信システム)の到来によって動画の視聴環境が整備され、動画視聴のハードルが下がりました。その結果、今や多くの人にとって動画コンテンツは身近なものとなっています。

さらに、動画が持つ優れた伝達能力にも注目が集まっているのもポイントです。動画コンテンツは、視覚と聴覚の双方に働きかけて情報を伝達できます。文章や画像と比較して、短時間でより多くの情報を届けられるのがメリットです。

このように、動画のメリットが注目され、視聴環境の整備も進んでいることから、動画コンテンツは、今後もますます重要性が増すことが期待できます。それに伴い、動画コンテンツを活用する企業は今後増えていくことが予想され、自社の動画コンテンツをより多くの視聴者に見てもらうためのVSEOが重要視されているわけです。

今のうちに、VSEOについての知見を深めておくのが望ましいでしょう。

●アクセス数が増加しやすくなる

世界中で多くの利用者がいるYouTubeをはじめとする配信媒体に動画コンテンツを公開する前に、VSEOによる対策を講じることで、検索エンジンからの評価が高まり、アクセス数が増加しやすくなります。

20~30代を中心に年々動画配信サービスやSNSの利用者が増えており、動画は多くの企業にとっても無視できないコンテンツになりました。特に影響力のあるインフルエンサーや有名人を起用することで注目を集めやすくなります。

注目される動画コンテンツをSNSと連携することで拡散しやすくなり、動画再生数も伸びていくでしょう。VSEOを効果的に実施すれば、動画コンテンツへのアクセス数がさらに増加する可能性があります。

VSEOを実施する4つのメリット

メリット1.コストパフォーマンスが高い

動画コンテンツは、制作して一度アップロードすれば削除されない限り動画を視聴してもらえるため、コストパフォーマンスが高いのがメリットです。仮にYouTubeで収益化できれば、投稿した動画は24時間収益源として自動で働いてくれます。

さらに、VSEOは低コストで取り組みやすい施策です。少ない費用負担で動画コンテンツを上位表示させられれば、多くのユーザーを獲得しながらさらなる利益につながります。つまり、VSEOは労力をかけずに結果を出しやすい、コストパフォーマンスが高い施策なのです。

メリット2.集客・認知度向上が期待できる

VSEOを進めた結果、動画コンテンツを上位表示させられれば、多くの方に動画コンテンツを見てもらえる可能性が高くなります。そのため、VSEOを実施すると集客と認知度の向上が期待できます。

また多くの視聴者に見てもらい、興味を持ってもらえれば、SNSでシェアされる可能性も高くなるため、視聴者の自発的な拡散によってより多くの集客と認知度向上が見込めるでしょう。

メリット3.CV率がアップする

動画コンテンツは、ウェブマーケティングの観点からとても重要なツールと言えます。企業や商品、サービスの認知度を上げ、売上アップにつなげることも可能です。しかし、動画コンテンツを配信しても、視聴数が増えなければ効果はありません。

VSEOにより適切なキーワードを入れることで表示順位が上がり、興味のあるユーザーの目に留まりやすくなります。その結果、ターゲットとなるユーザーの視聴が増え、CV率も上がる可能性が高まります。

企業のウェブサイトやブログなどのテキスト記事よりもYouTube動画の方がCV率はアップしやすいという事例も多く、動画コンテンツは商品の購入やサービスの利用につながるといえるでしょう。

メリット4.おすすめ欄からのアクセスが期待できる

VSEOの効果は、検索順位を上げるだけではありません。YouTubeにはブラウジング機能というものがあり、ユーザーが過去に検索したキーワードや視聴した動画を元に、ユーザーへのおすすめ動画が表示されます。

しかし、一部のユーザーに受け入れられるような動画コンテンツを作ったところで、おすすめ動画に選ばれるどころか、視聴数が増えるかどうかもわかりません。そこで考えなければならないのがVSEOです。

VSEOを適切に行うことで、ブラウジング機能に選ばれる可能性が高くなります。そして、再生数の多い動画のおすすめ動画に載れば、そこからのアクセスが期待できるのです。

VSEOでやるべき6つの対策

1.キーワードを選定してタイトルに挿入する

まずは、キーワードを選定しましょう。コンテンツに関連する検索キーワードを洗い出した後、ツールを利用して検索ボリューム数を調査します。検索ボリューム数が多いことは、それだけ多くの視聴者が検索しており、需要があるキーワードです。

キーワードを選定したならば、そのキーワードを含めてタイトルを設定します。メインキーワード、サジェストキーワード、インパクトキーワードの3つを意識して設定しましょう。

タイトルの先頭にキーワードを入れると目に入る可能性が高まるほか、【】を用いると視聴者にインパクトを与えられ、閲覧されやすくなるとされています。

タイトルの文字数目安は28〜40字程度です。タイトルが長すぎると検索結果画面では途中で切れてしまうため、最初の20文字に重要な情報を入れるようにしましょう。

2.動画に関する説明文にもキーワードを入れる

動画に関する説明文は、検索エンジンが動画コンテンツの内容を理解するために重要です。説明文にもキーワードを挿入しましょう。ただし、キーワードを闇雲に入れればよいというわけではありません。

視聴者に動画の内容が伝わるような、わかりやすい説明文を作る必要があります。YouTubeの概要欄には5,000文字まで入力できますが、キーワードをなるべく多く挿入しつつ、情報を簡潔にまとめた読みやすい説明文にしましょう。

3.カテゴライズタグを設定して検索ヒット率を高める

カテゴライズタグとは、動画コンテンツを分類するために用いられるタグです。自分のニーズや趣向にあった動画を探すために、タグを使って動画を検索する視聴者も多くいます。新たな視聴者を獲得するために、適切なカテゴライズタグを設定しましょう。

過度にタグを設定するとスパムとみなされてしまうため、むやみに数多く設定しないように注意してください。関連性のあるものを5〜9個ほど設定するのがおすすめです。

4.字幕・翻訳を挿入する

字幕や翻訳は、文字情報として検索エンジンに認識されるため、VSEOでは重要です。字幕をつけることで、より多くの視聴者が動画の内容を理解できます。

音を出せない環境でも視聴できるため、見てもらいやすくなるのもメリットです。字幕は、自動生成ツールでも設定できます。

また、字幕だけではなく翻訳を挿入するのも効果的です。今までアプローチできなかった海外のユーザーを獲得でき、競合と差別化できる可能性が高まります。

5.目次であるタイムスタンプを設定する

タイムスタンプは、動画の目次のような役割を果たします。タイムスタンプを押すと、その箇所にすぐにジャンプできる仕組みです。

タイムスタンプを設定することで、視聴者は動画の中で気になる箇所に移動できるため、ユーザビリティの向上に役立ちます。また、タイムスタンプ機能を活用することで、とくに見て欲しい部分をピンポイントでアピールすることも可能です。

6.目を惹くサムネイルやアイコンを設定する

動画コンテンツをより多くの視聴者に見てもらうためには、目を惹くサムネイルやアイコンで注目を集めることが大切です。

多くの視聴者は、サムネイルを見て動画を視聴するか否かを決定しています。そのため、サムネイルは数あるVSEO施策の中でも特に重要な要素です。

サムネイルは、思わずクリックしてしまうレイアウトで作成しましょう。サムネイルにキーワードを盛り込んだり、先の展開が気になるような画像を使用したりするのが有効です。

しかし、過激すぎると逆に視聴されない可能性があります。視聴回数が高い動画を参考にして、適切なサムネイル設定を心がけてください。

VSEOで成功するための7つのポイント

1.YouTubeのアルゴリズムを理解する

VSEOは、動画を投稿するサイトのアルゴリズムに基づいて行う必要があります。そのため、VSEOにおいては、まずはYouTubeのアルゴリズムを理解することが重要です。

YouTubeでは「ユーザーの興味関心」と「動画のパフォーマンス」に基づいて動画の表示順位が決定されています。

YouTubeの公式な発表ではありませんが上位表示されるためには、
「ユーザーの興味関心」については、ユーザーが検索したキーワードに対して内容が適切に合っているか、ユーザーがこれまで視聴した動画やチャンネルに似通っているかが重要とされているため、意識しておくとよいでしょう。
「動画のパフォーマンス」については、動画の総再生時間・視聴回数・エンゲージメント数・クリック率などが重要だとされています。

2.ニーズの高いキーワードを選定する

タイトルや説明文などに入れ込むキーワードは、ニーズが高いものを選定することがとても重要です。「課題としていることは何か?」「どのようなキーワードで検索するか?」といったターゲットの検索意図を読み取ります。

検索されるキーワード選定には、サジェスト調査や競合分析、検索ボリュームの調査をしましょう。キーワードは無料で調査できるツールもありますが、より効果を上げるためには有料版のツールを利用したほうがいいでしょう。

3.動画内でアクションを促す

動画の最後には、アクションを促す仕掛けを設置しましょう。どれほど多くのユーザーが視聴しても、その後のコンバージョンにつながらなければあまり意味がありません。

自社サイトのリンクを設置したり、ECサイトに誘導したり、ほかに見てほしい動画を関連動画として設定したりと、ユーザーに期待する次のアクションへの動線を考えます。

4.効果検証と改善を欠かさない

VSEOでは対策を行って終わりではなく、効果検証と改善も重要です。YouTubeのアナリティクスでは、概要・リーチ・エンゲージメント・視聴者の以下の指標を確認できます。

特に重視すべき指標は視聴者維持率や視聴者の属性、トラフィックソースの種類、インプレッション数とクリック率です。

YouTubeアナリティクスのレポートは、GoogleスプレッドシートやCSVファイルにエクスポートできます。定期的に見直して改善につなげましょう。

また、高評価・チャンネル登録者数やコメント、シェア数など、視聴者のアクションをこまめに確認することも重要です。分析と改善を繰り返し、総再生時間と視聴者維持率を向上させることは、VSEOの成功ポイントといえるでしょう。

5.再生リストを作成する

再生リストとは、公開している動画をカテゴリー別に分けてグループ化することです。再生リストの作成は、コンテンツの配信者と視聴者双方にメリットがあります。

特にキーワード設定は重要です。タイトルにキーワードを入れることでYouTube側から検索されやすくなるため、積極的に活用しましょう。適切なキーワードを設定できれば、検索結果のヒット率向上を狙えます。

動画のカテゴリーを設定すれば、視聴者は検索に時間をかけずにすむでしょう。視聴者にとって意図した動画を再生できれば、配信者にとっては再生回数と総再生時間の引き上げにつながります。

同じYouTubeチャンネルの動画にも、視聴者を再生リストへ導ける可能性があり、動画の概要欄に関連動画のURLを貼る方法や、動画内で別の動画へ誘導する告知などが効果的です。

再生リストを作成することで、視聴者にとって快適な視聴環境を提供できます。VSEOを適切に行えば、検索ヒット数、視聴者数の増加を目指すことができ、チャンネルの成長にもつながるでしょう。

6.投稿する時間や曜日を固定する

VSEOにおいて、動画を投稿する曜日や時間にも工夫が必要です。時間や曜日を固定して投稿を継続することで、視聴者が楽しみにするようになります。固定のファンがつくことで、再生回数の増加も期待できるでしょう。

ただし、初動の視聴率の伸びが期待できる時間や曜日は動画のカテゴリーによって異なります。ターゲットとなる視聴者の属性とそのライフスタイルに合わせて見極めなければなりません。

例えば、子ども向けのアニメーションの場合、平日の日中に公開しても視聴者は少ないと予想できるでしょう。主婦層向けのコンテンツであれば、平日の日中が好ましいかもしれません。

まずは、動画の内容とターゲットとなる視聴者の属性を照らし合わせて時間や曜日を適切に見極めましょう。

7.ブラウジング機能の対策をする

YouTubeのブラウジング機能とは、ユーザーの視聴履歴や検索ワードの傾向からおすすめ動画をトップページに表示する機能です。クリック率や視聴時間、コメントや高評価数によるエンゲージメントに影響するため、ブラウジング機能をうまく活用する対策を考えましょう。

特に意識したいのが、クリック率、視聴者維持率、エンゲージメント率です。この3つの指標の数値が良ければ、おすすめ動画として評価される可能性が高まります。おすすめ動画に表示されることで、さらなる再生回数アップにつながるでしょう。

まとめ

企業のご担当者の中には「動画コンテンツを上位表示させるためにはどうしたらいい?」とお悩みの方も多いかと思います。そこで、VSEOの注目されている理由やメリット、やるべき施策、成功のためのポイントについて解説しました。動画コンテンツの重要性が注目されている現在、VSEOに早くから取り組むことが求められています。

VSEOでは適切なキーワードを設定し、キーワードに基づいて対策を行うほか、クリックしたくなるタイトルやサムネイルの設定、データ分析、効果検証と改善が重要です。今回ご紹介したやり方やポイントを参考に、VSEOを進めてみてはいかがでしょうか。

また、効果的な動画コンテンツを制作したい場合は、プロに依頼するのがおすすめです。当社では、会社紹介や製品プロモーションなど、さまざまなニーズに対応した動画制作サービスを展開しています。

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