
■目次
企業紹介動画(会社紹介動画)とは

企業紹介動画を作成するメリット

企業紹介動画では、映像・音声・文字などを使って、多くの情報を短時間で盛り込むことが出来ます。伝えられる情報量が多いため、視聴者に強い印象づけができるコンテンツといえるでしょう。
例えば、実際に働いている人や会社の様子を取り入れることで、会社の理念や働き方についてより深く理解してもらえます。
また、一度制作するとさまざまな媒体に活用できたり、動画サイトへの掲載によってより多くの視聴が期待できたりするなど、使い勝手のよさもメリットです。以下では、企業紹介動画の6つのメリットを詳しく紹介します。
テキストや静止画よりも印象に残りやすい
動画は視聴者にとって直感的に伝えられる手段であり、テキストや静止画の情報よりも印象に残りやすいものです。心理学には「メラビアンの法則」というコミュニケーションの法則があり、「印象は言語情報によって7%、聴覚情報によって38%、視覚情報によって55%与えられる」といわれています。動画は音声や映像によって聴覚と視覚に訴えるものであるため、視聴者に効果的に印象づけられるでしょう。短時間で情報を多く伝えられる
短時間で多くの情報を伝えられることも、動画の持つメリットの1つです。動画はテキストや静止画に比べて約5000倍の情報量を持っているといわれており、同じ情報量ならテキストや静止画よりも動画の方が圧倒的に多くの情報を伝えられます。
視聴者にとって負担が少ないことも、動画のメリットの1つです。テキストは想像力や読解力が必要であり、静止画は一場面を伝えるのみでメッセージ性を持たせにくいなどのデメリットがあります。動画であれば、視聴者は見ているだけで理解でき、高い集中力を必要としません。動画の途中での離脱を防止することもできるでしょう。
会社の雰囲気や働く人の姿を伝えられる
企業紹介動画では、従業員にインタビューを行ったり、仕事内容が疑似体験できるような動画を使ったりできます。会社の雰囲気や働く人の姿を伝えることもでき、求職者に対しても効果的なPRとなるでしょう。消費者や顧客から「こんな思いで作っているんだな」「こんな人たちが働いているんだな」と親近感を持ってもらうことにもつながります。他企業にも、信頼感や誠実さなど、自社の強みをアピールできる方法です。会社への理解を高めやすい
動画は、見てほしいものを映像で映し出し、必要に応じてテキストや音声で説明ができるため、伝えたいことをより正確に理解してもらいやすい方法です。
情報量も多く、会社についてより深く理解してもらうことにつながります。テキストや画像のみでは、伝えたいことが伝えきれなかったり、正しく理解してもらえなかったりすることもあるでしょう。動画であれば、こうしたリスクを回避できます。
一度制作すれば何度でもさまざまな場面で使える
企業紹介動画は、一度制作すればさまざまな場面で活用が可能です。たとえば、会社のHPに掲載することで、会社に関する基本的な情報を提供でき、削除しない限り効果が続きます。
オンラインはもちろん、商談や会社説明会などのオフラインの場でも有効に活用できるでしょう。1つの制作物として残るため、内容が変わらない限りは繰り返し使い続けられる点も魅力です。
YouTubeなどに上げることで多くの人に見てもらえる
動画はYouTubeに投稿したり、SNSで拡散したりできるため、多くの人に視聴してもらえる可能性があります。国内だけでなく、海外の人にも視聴してもらえるかもしれません。映像によって視覚的・直感的に伝えられるため、言語が異なっても伝えたいことを理解してもらえる確率が高いでしょう。会社や工場内のバーチャル見学を実現できる
今や会社や工場内の案内にも、バーチャルを使うことで多くのメリットが期待できます。例えば、外部の方の立ち入りを禁止している工場内の様子や、執務室など映像で伝えることもその1つです。社内のリアルな雰囲気や信頼感を与えることができるでしょう。
そのほか、直接会社を案内する際の対応、時間調整といった手間が省けるのも大きなポイントです。
企業紹介動画の種類
それでは弊社の実績の中から、主な3つの種類に分けてご紹介します。
・工場・施設紹介動画
工場の様子を実写で動画にまとめたものです。商品が出来上がる過程を知ることでより商品への愛着が湧き、企業のモノづくりの意図を知ることができます。
弊社工場・施設紹介の例:https://www.generalasahi.co.jp/cd/movie/works_type/facility/
・インタビュー説明動画
インタビュー型は、そこで働く社員のリアルな声を紹介することで、会社でどんなことをしているのか、また社内の雰囲気をより明確に伝えることができます。
新卒採用といった会社紹介にも活用できるでしょう。
・コンセプト型(ブランドメッセージ)
具体的な事業内容ではなく、企業が重視している理念やコンセプトを企業TOPに語ってもらったり、会社の歴史や思いをストーリー仕立てにしたりするなど、見応えのある演出にします。
この会社はどんなことを考え、どんな未来を目指しているのか、といったより強いメッセージを伝えることができるでしょう。
弊社の実績はこちらからご覧ください。
企業紹介動画を活用できる場面

社内の各種イベント
企業紹介動画は社外に向けたものというイメージを持つ方が多いかもしれませんが、社内に向けても活用できます。新入社員研修で視聴してもらうことで、会社への理解が深まり、モチベーションの向上につながるでしょう。社員総会など視聴してもらうことも、社内の一体感を向上させて士気を上げることにつながります。
採用活動・会社説明会
採用活動に企業紹介動画を活用することで、求職者に向けてPRが可能です。会社の基本的な情報を伝えられるほか、自分が働く姿をイメージさせ、「ここで働いてみたい」という前向きな気持ちにさせることもできるでしょう。事業内容やビジョン、働き方を説明する内容のもの、先輩社員へのインタビュー、実際の勤務を疑似体験できる動画など、さまざまな形の動画が作れます。
株主総会
株主総会で企業紹介動画を見てもらい、自社の事業内容への理解を深めてもらうという活用の仕方も可能です。株主によって、事業への理解度は異なります。わかりやすい動画を見てもらうことで、株主に対してよい印象を与えられるでしょう。場の空気を盛り上げるためにも、大いに活用できます。
自社HP・オウンドメディア
自社の公式HPやオウンドメディアに企業紹介動画を掲載することで、自社の事業内容やビジョン、価値観を伝えられます。HPを閲覧するのは、自社に興味を持った人であることが多いです。クオリティの高い企業紹介動画を見てもらうことで、自社への印象が高まるでしょう。記事内容に興味があってオウンドメディアを訪れる人に対しても、「こんな会社が運営しているメディアなんだ」と知ってもらえることで、契約や購入につながるかもしれません。
動画プラットフォーム・SNS
企業紹介動画は、動画プラットフォームやSNSとの相性が良く、マーケティングにも活用できます。たとえば、YouTubeに公式チャンネルを作ることで、自社製品の使い方や事業内容に関わる内容を伝えられ、新たな動画を追加することが可能です。
コンスタントに更新することで、チェックしてくれるファンを獲得できるかもしれません。SNSは拡散性が高く、幅広い人に視聴してもらいやすいです。直接的なCM動画ではなく、コンセプトを打ち出す内容であれば受け入れられやすく、好印象を与えられるでしょう。
商談・営業活動
商談や展示会など、営業活動の場でも企業紹介動画は役立ちます。まずは自社がどのような会社なのかを知ってもらうためには、発信したいことが映像と音声で効率的・効果的に伝えられる動画の活用は有効です。短時間で自社のことを知ってもらえるため、潜在的な顧客と関わって新たな取引を生み出すことにもつながるでしょう。
企業紹介動画を制作するポイント

企業紹介動画の制作を考える場合は、自社のイメージアップやブランディング、採用への応募の増加など、狙いがあるでしょう。「なぜ作るのか」という目的を明確にしなければ、狙い通りの結果を得ることは難しいかもしれません。
目的が明確であれば、おのずと「どのような人に見てほしいのか」というターゲットも浮かび上がってきます。より心に刺さる動画にするために、ターゲットの詳細な設定が大切です。
また、「どのような形で見つけてもらうのか」を考えておくことで、宣伝やマーケティングの戦略につなげられるでしょう。
企業紹介動画が視聴者にとって自社との最初の接点になることもあります。企業イメージに大きく影響する動画の内容は、「何を伝えるか」「何を伝えないか」という情報の選別もしっかりと行わなければなりません。
目的を明確にしてから作成する
動画を作るにあたって、まずはどのような目的を果たしたいのかを明確にする必要があります。1つの動画に対しては、目的も1つに絞り込みましょう。
企業紹介動画の制作では、目的の見定めが重要なポイントです。主な目的には、ブランドイメージや採用力の向上、従業員のモチベーションアップなどが挙げられます。取引先に自社のことを知ってもらうために、企業紹介動画を見せることもあるでしょう。
コンセプトムービーでは、具体的な事業内容や理念を踏まえて、抽象的で視覚的なイメージに落とし込むこともあるでしょう。しかし、目的がはっきりしていなければ、視聴者にふんわりとした曖昧なイメージを抱かせるだけで、大して印象に残らないという事態を招きかねません。求職者や取引先に見てもらう動画では、イメージだけでなく客観的な事実を交えることも大切です。さまざまな事実や実績から、自社に対してどのような印象を持ってほしいかを明確にすることで、集めるべきデータもわかってくるでしょう。
目的が曖昧であったり、2つ以上あったりすると、内容に一貫性を持たせにくくなり、動画による効果の検証もしにくくなります。目標を明確にしたら、達成状況を何から判断するかも考えましょう。たとえば、採用力を向上させたい場合は求職者の応募者数が指標の1つとなるでしょう。
見せるターゲットを決めて作成する
動画の目的とともに、ターゲットも定めることが大切です。ターゲットとする属性や層を決めることで、より印象に残る動画を制作できます。
企業紹介動画の場合は、自社のことを知ってもらうことが目的の根本にあるため、ターゲットは幅広く設定しがちです。しかし、万人受けを狙った当たり障りのない動画は、誰の印象にも残りません。見てもらいたい人は消費者なのか求職者なのか、他の企業なのか、というところをまず明確にしましょう。加えて、年齢層や性別、悩んでいることなど、より細かいターゲット像を作ることで、より心に刺さる動画を制作できます。
使用する場所・場面を決めておく
企業紹介動画をどのように活用するのかも、あらかじめ決めておきましょう。オンラインで公開するのであれば、動画プラットフォームやSNS、Web広告などの選択肢があります。プラットフォームは具体的に決めることで、適切なサイズや時間などを考慮することも可能です。動画を視聴するかどうかを決めるサムネイルのデザインにも活かせるでしょう。
社員研修や株主総会、会社採用説明会など、リアルな場での活用も有効です。その場合はオンラインで公開する場合とは異なり、見てもらうための仕掛けではなく、最後まで飽きさせることなく深く理解してもらうための仕掛けを考える必要があります。
自社の魅力を精査し動画に盛り込む
企業紹介動画を制作する目的やターゲット、使用する場面などの前提条件が固まったら、動画の内容を精査します。それぞれを踏まえて、「視聴者はどのような情報が欲しいのか」を、自社の魅力や強みから考えましょう。
HPに掲載するようなコンセプト動画であれば、視覚的な美しさや音楽、文字の入れ方やフォントなどを考える必要があります。採用活動に使用するのであれば、求職者の知りたい働き方や待遇面、自分が働いている姿をイメージできるような内容にするとよいでしょう。
取引先や株主に向けたものであれば、事業内容や社会的意義などを盛り込むと効果的です。従業員へのインタビューやアニメーションなども駆使して、効果的な訴求を行いましょう。その中で自社の伝えたいことと視聴者の欲しい情報が一致すれば、心を動かせる可能性は高まります。
企業紹介動画は内製と外注のどちらがよい?

企業紹介動画を作る方法は、社内で制作するか社外に依頼するかの2パターンです。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて、どちらが自社に合っているかを判断する必要があります。内製と外注それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、どちらを選べばよいかを検討しましょう。
動画制作を内製化するメリット・デメリット
企業紹介動画を社内で制作するメリットとデメリットには、以下のものがあります。
内製化のメリット | ・社内で制作を完結できる ・コストを抑えられる |
内製化のデメリット | ・スキルや知識が必要となる ・制作に必要なソフトや機材を購入する場合のコストがかかる ・従業員に負担がかかる ・品質が担保できない |
制作を社内で行うことで、依頼先とのやり取りをすることなく動画が完成します。必要な映像の撮影から編集までのすべてをすぐに行えるため、比較的短い時間で制作できるでしょう。外注するコストもかかりません。
一方で、動画を制作するためには、撮影や編集のスキルが必要です。加えて、どのような内容や演出にすればターゲットの心に響くのかといった、マーケティングに関する知識も求められます。こうしたスキルや知識が少ない場合は、身に付けて制作に活かせるまでに時間やコストがかかるでしょう。必要なソフトや機材を購入する場合のコストも考慮する必要があります。制作を担当する従業員にとっては、普段の業務に加えて制作の負担が重くなることもデメリットの1つです。
動画制作を外注するメリット・デメリット
企業紹介動画の制作を外注するメリットとデメリットには、以下のものがあります。
外注のメリット | ・スキルや知識のある専門家に依頼できる ・従業員の負担を減らせる ・高いクオリティが期待できる ・客観的視点から動画を作成できる |
外注のデメリット | ・社外へのコストが発生する ・依頼先とのコミュニケーションが必要となる |
制作をプロに外注することで、クオリティの高い仕上がりを期待できます。自社の希望や伝えたいことを動画に活かすためのスキルや知識も豊富であるため、視聴者に伝えたいことをより正確に盛り込めるでしょう。外注にすることで、一部の従業員に負担がかかることも防止できます。
一方で、外部に制作を委託するにはコストが必要です。さらに内容について共有するために、打ち合わせなどのコミュニケーションに時間を要します。しかしながら、プロならではのアドバイスや提案をもらえるため、質の高い動画を検討している場合は外注の方がおすすめです。
動画制作の内製・外注の選び方
内製と外注のメリット・デメリットを理解しても、自社にとってどちらがよいのか迷っているという場合は、以下の表を参考にしてください。
内製がおすすめの場合 | ・コストを抑えたい ・社内で制作ノウハウを蓄積したい ・頻繁に動画内容の更新を行いたい |
外注がおすすめの場合 | ・高いクオリティの動画を作りたい ・完成までのスケジュールを重視する ・社内のリソースが足りない ・社内に動画制作のノウハウがない |
内製の方が、人材を育て、コストを抑えることは可能です。しかしながら、動画制作のノウハウはない場合が多く、スケジュール通り進まず、コツを得た動画の仕上がりができないことも多々あります。
このようなお悩みがあれば、ぜひ外注を検討しましょう。
予算や納期に応じたオーダーと、プロによる高いクオリティの動画が制作できます。
まとめ

企業紹介動画は、会社の魅力を効果的に伝えられる強力なツールです。制作の際は、目的とターゲットを明確にし、内製か外注かを慎重に検討することが重要です。また、活用シーンを想定した内容設計を行うことで、より効果的な情報発信が可能になります。自社に合った方法で、魅力的な企業紹介動画を制作してください。
当社では、これまで多くの企業紹介動画を手がけてきました。実写の撮影はもちろん、CGによる高品質な動画を制作しているため、とくにプロダクト系の動画では効果的に情報を伝えられます。また、ドローンを活用した会社の敷地内を上空から撮影することも可能です。
動画制作後のマーケティング効果を視野に入れて、動画の企画から撮影、編集までトータルで、企業紹介動画をプロデュースいたします。丁寧なヒアリングを行い、お客様のイメージに合わせて、一気通貫で動画制作を行います。クオリティの高い企業紹介動画を作りたいと考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。