
動画コンテンツを作る際に、編集の工程はとても重要な要素です。
「どうやって編集したら良いの?」
「時間がかかりそうでなかなか取りかかれない」など
聞くに聞けない悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
特に、初心者の方や操作方法がわからないと思っている方は、アプリやソフトのテンプレートを利用することでその悩みを解決できるでしょう。
本記事では動画テンプレートを使った編集のメリットや注意点、代表的な動画テンプレートのアプリやソフトをご紹介します。
まずは動画テンプレートを使った簡単な編集方法で慣れていき、1本の動画制作に挑戦してみましょう!
■目次
テンプレートを使った動画編集とは
テンプレートを使った動画編集とは、テロップやアニメーション、モーションなどがすでに編集(設定)されたテンプレートを用いて、効率よく動画を制作することです。
動画素材をテンプレートに取り込み、テキストを置き換えるだけで、初心者でも簡単に動画を制作できます。動画制作を内製化して、デジタルコミュニケーションを強化したい企業にとって、強力な味方と言えるでしょう。
テンプレートと動画素材の違い
動画素材とは、動画を制作するもとになる映像データのことです。自分で撮影して用意するほか、無料もしくは有料の素材をダウンロードして入手できます。テンプレートを用いて動画を制作する際でも、動画素材を用意することが必要です。
動画素材を用いて一から動画を編集する際は、まずは素材をトリミングして、編集に使用する部分を残します。トリミングした動画をつなぎ合わせ、テロップやアニメーション、効果音やナレーションを入れたりして1本の動画を完成させる、という流れです。
一方、テンプレートは動画素材以外はすでに編集されているもののことを指します。動画素材やテキストを挿入するだけで、動画が完成します。
テンプレートの種類
動画編集で使えるテンプレートには、パッケージ化されたものとシーンごとのものの、大きく2つがあります。
パッケージ化されたテンプレートとは、動画のはじめから終わりまで、テロップやアニメーションなどが全てひとまとまりになっているものです。動画や写真などを挿入すれば、簡単に1つの動画を制作できます。動画1本分がまるごとテンプレート化されているため、初心者でも手軽に動画編集に挑戦できるのがメリットです。
シーンごとのテンプレートは、シーンごとに使えるテロップやアニメーションなどのテンプレートのことです。シーンごとのテンプレートを組み合わせて、1本の動画を制作します。
パッケージ化されたテンプレートを使用するよりも、動画編集に時間がかかってしまうものの、組み合わせ次第でオリジナリティあふれる動画を制作することができます。
テンプレートを使って動画編集をする3つのメリット

テンプレートを用いることで、誰でも短時間でクオリティの高い動画を制作できます。動画制作にかかる時間やコストを削減したい方や、動画編集スキルを持つ人材不足に悩んでいる企業におすすめです。
1.制作時間を大幅に削減できる
テンプレートを活用することで、動画制作にかかる時間を大幅に削減できるのは大きなメリットです。特に、パッケージ化されたテンプレートを利用すれば、動画素材を挿入するだけで1本の動画が完成します。無料で配布されている素材や有料素材を活用することで、さらに動画編集を効率化、省力化できます。
短納期で複数の動画を制作しなければならない場合や、社内使用目的の動画を効率よく制作したい場合は、テンプレートを積極的に活用しましょう。
2.初心者でもクオリティの高い動画を制作できる
プロが制作したクオリティの高いテンプレートを使用すれば、動画素材や画像、文字を差し替えるだけで、初心者でも見やすい動画を制作できます。
動画制作にはスキルや経験が必要です。自分で一から動画を作れるようになるまでは、かなりの時間がかかります。テンプレートを使えば、一定のクオリティを担保できるため、動画編集を習得する時間がない方におすすめです。
3.動画制作にかかるコストも削減できる
テンプレートを活用することで、動画制作にかかるコストも削減できるのもメリットです。
動画の長さや制作内容に依りますが、動画制作を外注する場合は、数十万円〜数百万円ほどの費用がかかります。
一方、テンプレートを活用すれば、動画制作を内製化できるため、低コストで動画を制作できます。有料のテンプレートや編集ソフトを使用する場合でも、数万円ほどで制作できるため、動画制作にかかるコストを大きく削減できるでしょう。
テンプレートを使った動画編集の4つの注意点

テンプレートを使った動画編集には、注意点もあります。特に、他の動画と差別化するのが難しくなり、どこかで見たことがあるような動画になってしまうリスクがある点には注意しましょう。
注意点を理解した上で、テンプレートを活用しましょう。
1.オリジナリティのある動画を制作するのが難しい
テンプレートの中でも、パッケージ化されたテンプレートを利用すると、オリジナリティのある動画を制作するのは難しくなります。誰でも同じテンプレートを使って動画を制作することができるため、似たりよったりの動画になってしまう可能性があります。
テンプレートを使いながら他の動画と差別化したい場合は、シーンごとのテンプレートを活用しましょう。また、既存のテンプレートを編集してオリジナルのテンプレートを制作できるソフトやアプリを選ぶのもおすすめです。
2.イメージどおりのテンプレートが見つからない可能性がある
既存のテンプレートから選ぶしかないため、動画のイメージにあった思い通りのテンプレートが見つからない場合もあります。
どのテンプレートを使用するかによって、動画の仕上がりは大きく異なります。妥協してテンプレートを選ぶと、納得のいく仕上がりにならない可能性が高くなります。
オリジナリティにあふれた思い通りの動画を制作したい場合は、時間や手間はかかるものの、自分で一から編集するのが望ましいでしょう。
動画編集技術に自信がない方や、専門的な技術・機材が必要なクオリティの高い動画を制作したい場合は、動画制作会社に依頼するのもおすすめです。当社では、さまざまな用途に対応した動画制作サービスを展開しています。動画制作の企画から撮影、編集まで、トータルでサポートしています。詳細は、以下よりお問い合わせください。
https://www.generalasahi.co.jp/cd/movie/contactform/
3.商用利用できないテンプレートもある
テンプレートによっては、商用利用できないと規定されている場合があります。
商用利用とは、営利目的で利用することです。商用利用不可のテンプレートを使って制作した動画をプロモーションに使用したり、動画サイトに投稿して広告料を得たりすると、規約違反に該当する可能性があります。
規約違反にならないよう、事前に商用利用が可能かをチェックしてから使用しなければなりません。
4.汎用性の高いテンプレートを入手する
テンプレートを選ぶ際は、同じテンプレートを他の動画編集にも活用できるよう、汎用性の高さを重視しましょう。特に、有料のテンプレートを購入する場合、1回しか使わないような奇抜なテンプレートを選ぶとコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
シンプルでさまざまな動画にマッチするテンプレートか、部分的に編集できるテンプレートを選ぶことが大切です。
テンプレートを使った動画編集のやり方

テンプレートを活用して動画を制作する方法は、以下のとおりです。
- テンプレートを選ぶ
- 動画素材を用意する(動画を撮影する/素材をダウンロードする)
- テンプレートに挿入する
- 細かい調整や修正をして完成
このように、素材とテンプレートを用意できれば、テンプレートに当てはめるだけで簡単に動画を制作できるのが大きなポイントです。
テンプレートには、会社紹介や商品説明、サービス紹介など、ビジネスでも幅広く活用できるものが多く揃っています。テンプレートは、動画編集ソフトやアプリ、テンプレート配布サイトなどから入手できます。豊富な選択肢の中から、目的に合ったテンプレートを選びましょう。
テンプレートを使って動画編集できるおすすめのサービス

テンプレートを使って動画編集できるサービスはいくつか登場しています。ここでは、多種多様なテンプレートを利用して簡単に動画を制作できる、いくつかのサービスを紹介します。動画編集サービスを選ぶための参考にしてください。
RICHKA
RICHKAは、多数のテンプレートを用いてクオリティの高い動画を短時間で制作できる、クラウド型の動画編集サービスです。専属の研究チームが、配信メディアや目的ごとに応じて構成・デザイン・テンポを考えてフォーマットを開発しています。
テンプレートは2,000以上用意されており、毎月新たなテンプレートが追加されるため、動画のイメージや内容に合った理想的なテンプレートを見つけられるでしょう。
テンプレートのフォントやカラー、BGMも変更できるため、オリジナリティのある動画を制作したい方にもおすすめです。
さらに、AIが動画制作をサポートしてくれる機能があるのも魅力です。細部の調整をAIが行ってくれたり、AIが記事から動画を生成したりと、AIの力を借りて手軽に動画を制作できます。
RICHKA CLOUD STUDIO
リチカの動画フォーマット
Envato
Envatoとは、ストックビデオ、ロイヤリティフリーの音楽、写真、グラフィック、グラフィックテンプレートなどを無制限にダウンロードできるサービスです。
Envatoはサブスクリプション型のプラットフォームで、1,300 万点以上の豊富なクリエイティブ素材が魅力です。
Envatoのすべての素材は、シンプルなライセンス条件となります。個人利用や商用利用において、Envatoの素材をダウンロードするたびに、指定された1回の使用に対して継続的なライセンスが付与されるため安心して使うことができます。
motion elements
動画制作において便利な、動画素材・CG動画素材・テンプレート・画像素材(写真やベクター)・3Dモデル・音楽素材・特殊効果など、あらゆる種類のメディアをダウンロードすることが可能です。1500万以上の豊富なコンテンツが揃い、ロイヤリティフリーライセンスの購入ユーザーは、ストック素材を使用する権利を得ているということになります。
ストック素材の購入は、素材1点からの単品購入と無制限定額制プランがあります。制限なくストック素材をご利用いただけるサブスクリプションは常に新たな素材が追加され使用できます。
https://www.motionelements.com/ja/
Filmora Creative Assets
初心者でも比較的使いやすいFilmoraに追加のエフェクトや動画の背景を削除できるなど機能をつけたセットです。
追加機能のため、まずは7日の無料期間で使ってみることをおすすめします。必要であれば8日目から自動課金になるのでそのまま継続できます。
不要な場合はFilmoraのみでもいいですが、月額料金の場合クリエイティブアセットを後付けにすると料金が高くなるため注意が必要です。
https://filmora.wondershare.jp/creative-assets.html
まとめ

この記事では、テンプレートを使った動画編集のメリットや注意点について解説しました。
テンプレートを使うことで、動画編集にかかっていた膨大な時間が効率化できます。
初めて動画制作に取り組む方や低予算で動画を作ろうと考えている方にとっては大いに利用したいツールもあります。
しかしながら、動画制作において編集技術は肝になるといっても過言ではありません。また媒体による編集方法のコツもあります。
特に、ビジネスに活用するには、プロによる質の高い動画がおすすめです。
企画から撮影・制作、編集まで行う当社にぜひお任せください。