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【無料】動画に使えるフリー素材サイトを紹介!素材利用時の注意点も解説

公開日: 2023年5月25日    更新日: 2024年6月4日

無料で使えるフリーの動画素材は、動画を低コストで制作したい場合に役立ちます。素材を利用する際は、利用規約を確認し、著作権やさまざまなポイントに注意することが必要です。本記事では、動画素材サイトを選ぶポイントや注意点などを解説します。ご自身で動画を制作しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

フリーの動画素材とは

フリーの動画素材とは、その名のとおり無料で利用できる動画データのことです。現在では、さまざまなサイトがフリーの動画素材を提供しており、動画データ以外にも、無料で使えるエフェクトやBGM、SEなどを提供しているサイトも存在します。動画を低コストで制作したい場合は、フリーで利用できる動画素材を活用するのがおすすめです。

フリーの動画素材を使用する際は、利用規約をよく確認する必要があります。利用規約の内容は、素材を掲載しているサイトによってさまざまです。無料で商用に利用できるとしているものや、無料で使用できる代わりにクレジット表記を義務づけているものなどがあります。利用規約をよく読まずに使用するとトラブルにつながる可能性があるため、使用する前に必ず確認しましょう。

フリー素材の「フリー」は、基本的には無料で利用できるという意味です。しかし、「フリー」を著作権フリー、またはロイヤリティフリーという意味で使用しているケースもあります。

  • 著作権フリー…著作権の保護期間が満了している、あるいは著作権者が著作権を放棄しているなどの理由から、著作権が存在しないということです。著作権フリーの素材は、利用しても著作権侵害とはなりません。基本的に無償で利用できます。
  • ロイヤリティフリー…一度使用を許可されれば、許可の範囲内で何度でも使用できるというライセンスのことです。著作権フリーとは意味が異なり、無料とは限らないので、違いを理解しましょう。

このように、フリー素材の「フリー」には複数の解釈があるため、利用時には規約をしっかりと確認する必要があります。

動画素材を使用する際の6つの注意点

有料・無料にかかわらず、動画素材を使用する際は、以下の6つの点に注意しましょう。

  • 商用利用できるかを確認する
  • 素材の編集が可能かを確認する
  • 画質のばらつきがないようにする
  • 素材のリンク切れに注意する
  • ロイヤリティフリーの素材を選ぶ
  • 動画素材をそのまま販売しない

フリー素材は無料で気軽に利用できて便利ですが、有料素材の方が、素材のバリエーションやクオリティなどの面から使い勝手が良いことが多いです。

ここでは、動画素材を使用する際の注意点について解説します。

1.商用利用できるかを確認する

ビジネスで利用したい場合は、商用利用できる素材であるかどうかを確認しましょう。前述のとおり、営利目的での使用は商用利用に該当します。商用利用の具体的な内容はさまざまですが、素材を使用した動画の販売や、動画で広告収入を得ることは商用利用にあたるため注意が必要です。販促ツールや、顧客へのプレゼン用として素材を使用する場合でも、それが利益につながるため商用利用に分類されることがあります。

思わぬトラブルにつながらないよう、利用規約をよく読み、商用利用できるか、素材の利用が商用利用に該当するかを必ず確認しましょう。

2.素材の編集が可能かを確認する

サイトによっては、ダウンロードした素材を後から編集することを許可していない場合があります。素材の編集ができないと、切り取りや加工ができないため、動画に使用するのが難しいでしょう。商用利用可能やロイヤリティフリーの動画素材であっても、素材の改変を認めていない場合があるため、必ず利用規約を確認してください。

3.画質のばらつきがないようにする

素材によっては、極端に画質が悪いものもあります。特に、フリー素材の場合は注意が必要です。素材をつなぎあわせて使用する場合、画質にばらつきがあると、きれいで見やすい動画には仕上がりません。素材をダウンロードする前に、サンプルを確認して画質をしっかり確認しましょう。

クオリティの高い動画に仕上げたい場合は、有料素材の利用も検討することをおすすめします。

4.素材のリンク切れに注意

素材をダウンロードして利用する場合は、リンク切れに注意しましょう。パソコン上で動画素材の保存場所を移動させたり、素材を削除したりすると、編集ソフト内で素材データを読み込めなくなってしまいます。素材のファイル名やフォルダ名を変更した場合にも、リンク切れが発生するケースもあるため、注意が必要です。素材をダウンロードしたら、編集する前に必ずファイル名決めやフォルダ分けを行い、後から移動や削除を行わないようにしましょう。

5.ロイヤリティフリーの素材を選ぶ

ロイヤリティフリーの動画素材を選べば、サイトの会員を辞めた後でも、動画素材をそのまま使い続けられます。せっかく作った動画を長く使い続けるためには、ロイヤリティフリーの素材を選びましょう。

このように、動画素材を利用して動画制作を行う場合は、さまざまな点に注意が必要です。ご自身で制作すると制作費用を抑えられますが、上記のようなポイントに留意しなければならないほか、制作時間や仕上がりなど制作面の課題も考慮しなければなりません。

6.動画素材をそのまま販売しない

「フリーの動画素材」はあくまで、動画制作のために無料で使っていい素材であり、編集・加工せずそのまま販売することは認められていません。動画素材に手を加えずそのまま販売すると、規約違反とみなされます。罰則が科されることもあるため、注意が必要です。

多くの動画素材サイトでは、ダウンロードした動画のまま使用することを禁じています。商用利用するしないに関わらず、そのままではなく編集・加工する素材として使うことが前提です。「フリー」の動画素材だからといって、何にでも自由に扱っていいわけではありません。

フリーの動画素材サイトを選ぶ5つのポイント

1.日本語に対応しているか

前述のとおり、フリーの動画素材を使用する際は、必ず利用規約を確認してください。日本語に対応しているサイトなら、利用規約も日本語で書かれているため、内容を理解しやすいでしょう。しかし、外国語の利用規約しか掲載されていない場合は、解釈を間違えたり、細かい部分を見落としたりといったリスクがあります。素材の使用をめぐってトラブルが発生しないよう、日本語や、自分が理解できる言語に対応しているサイトを選びましょう。

2.商用利用可や帰属表示不要の素材が多いか

商用利用とは、営利目的で利用することです。ビジネスで制作する動画や、動画サイトに投稿して広告料を得るための動画に使う場合は、商用利用に該当することがあります。商用利用不可の素材は、ビジネスには使用できないため注意してください。

帰属表示とは、クレジット表記とも呼ばれ、素材の制作者(著作者)の名前や公開した年などを記載することです。利用規約で帰属表示が義務づけられている場合は、著作者についての情報を記載した上で、素材を使用する必要があります。

素材を自由に利用するためには、商用利用できる素材や帰属表示不要で利用できる素材が多く掲載されているサイトを選びましょう。

3.目的にあった動画素材が豊富か

いくら無料で使える素材が多く掲載されていても、目的に合わないものばかりでは活用できません。例えば、背景が外国の街並みのものや、外国人の動画素材ばかりが掲載されているサイトでは、理想どおりの動画を制作できない可能性があります。サイトを選ぶ際は、素材の数だけではなく、目的にあった素材が豊富に掲載されているかをチェックしましょう。

4.動画の解像度やクオリティの高さ

動画の解像度やクオリティも、重要なポイントです。解像度とは、動画サイズのことで、SDやフルHD、4Kといった種類があります。汎用性が高いフルHDの動画素材が多いサイトを選ぶのがおすすめです。
また、高画質・高音質な動画素材や、撮影テクニックが優れたクオリティの高い素材が多いかどうかも重視しましょう。

5.サイトの信用性の高さ

素材を長く使うためには、サイトや運営会社が信用できるかどうかも確認しましょう。信用できるのか怪しいサイトの場合、突然サービスが終了し、利用できなくなってしまう可能性があります。サービスが終了すると、素材を再度ダウンロードできなくなったり、著作権の所在が不明になったりするため、信頼できるサイトを選びましょう。

フリーの動画素材サイト3選

クリエイティブ制作に最適な、無料で商用利用可能なロイヤリティフリーの動画素材がダウンロードできるサイトをいくつか紹介します。

Pixabay

Pixabayは、約30,000点の高品質なフリー動画素材を掲載しているサイトです。HDや4Kで利用できる、街並みや自然といった美しい動画素材をダウンロードできます。日本語に対応しており、ダウンロードのみなら会員登録の必要がありません。ロイヤリティフリーで、営利目的であっても著作者に対する許可やクレジット表記不要で利用できます。

MotionElements

MotionElementsは、300万点以上の豊富な動画素材を掲載しているサイトです。4K動画や3Dモデルといったさまざまな映像素材や、BGMも利用できます。ロイヤリティフリーで、商用利用可能です。日本語にも対応し、無料アカウントに登録すると、毎週5点の無料素材をダウンロードできます。動画素材は、Adobe Premiere ProやFinal Cut Proなどの編集ソフトで編集でき、汎用性の高さも魅力です。

Adobe Stock

Adobe Stockは、4KやHDのハイクオリティな動画素材約2,000万点、写真やイラスト、3D素材、オーディオ、ビデオ素材など2億7,000万点を超える素材を提供しています。外国の素材が多いため、日本の風景や日本人の動画素材など日本の素材は少ないものの高画質な素材を探している方におすすめです。通常ライセンスの場合、エディトリアル専用の素材を除いて、SNSやモバイル広告用での利用や素材の修正が認められています。無料の動画素材も有料の素材と同じライセンス基準を満たしており、商用利用可能です。

生成AIでも動画や画像素材の作成は可能

動画や画像の素材を制作する際には、近年話題になっている「生成AI」も利用できます。文章生成・自然言語処理AIである「ChatGPT」が、質問や要求に沿った回答や文章生成をしてくれるように、動画や画像の生成も可能です。

ただし、ひと口に「動画を生成できるAI」といっても種類は多く、搭載された機能や使用方法、費用は異なります。ここでは動画素材制作に利用できる生成AIのうち、6つのサービスを解説します。

Runway Gen-2

Runway Gen-2は、テキストを入力するだけで動画を生成できる、ジェネレーティブAIの最新版です。Gen-2では、テキストや画像などの異なる入力データから動画を生成するマルチモーダルAIとなり、既存の動画を元にして新しい動画を生成することもできます。特にテキストからの動画生成はよりクリエイティブな表現や、コミュニケーションにも役立つと考えられている革新的なAIです。

Runway Gen-2はWebサイト上、またはスマートフォンアプリケーションで利用できます。使い方はシンプルかつ直感的ですが、非常に高い精度を持っているとされ、ユーザーが独自に設定すればよりイメージに近い表現での作成も可能です。

Runway Gen-2には無料版と、3つの有料版があります。無料版では1本4秒の動画が105秒まで、有料版ではプランによって最大555秒までの生成が可能です。

Runway Gen-2 公式Webサイト

Stable Video Diffusion

Stable Video Diffusionは、画像生成AI「Stable Diffusion」で知られているStability AI社が発表した動画生成AIです。テキストまたは画像から、高い解像度の動画の生成を実現します。

例えばテキストで「山にいる氷の竜」といった比較的簡単な情報を入力しても、まさにその通りの動画を生成可能です。これはAIが、人間の言葉をきちんと理解し、適切に視覚化するという驚くべき能力を持つことの証明といえるでしょう。

ただし2024年1月現在、Stability AI社はStable Video Diffusionを「実世界や商用アプリケーションでの使用は意図していない」としています。つまり研究用や私的利用と位置付けているため、商用での利用はできません。

2023年12月にメンバーシップが導入されました。「非商用」「プロフェッショナル」「エンタープライズ」の3つです。今後商用利用できる可能性はあります。商用利用できるのは、発表された3つのプランのうち、クリエイターや新興企業向けの「Professionalプラン」とより大規模な顧客向けの「Enterpriseプラン」とみられています。

Stable Video Diffusion 公式Webサイト

Lumen5

Lumen5は、AIを用いたクラウドベースの動画生成プラットフォームです。使い方はごく簡単で、テキストや画像などのメディアを投稿すれば、誰でも簡単に動画を生成できます。動画生成に利用できる画像コレクションは幅広く、さまざまな用途に使える素材が見つかりやすいのも利点です。

Lumen5を利用できるプランはすべて有料で、下表の通り4種類用意されています。

BasicStarterProfessionalEnterprise
月額料金29ドル79ドル199ドルカスタム
対象ユーザーシンプルな動画の作成個人のコンテンツクリエイター向けプロのビデオストーリーテラー向け動画マーケティングチーム向け
年間割引なし25%OFF25%OFFカスタム
利用できるサービス・Lumen5ブランドなし
・長いAIナレーションビデオなど
Basic+
・5,000万以上の画像とビデオ
・1080pビデオ解像度など
Starter+
・5億の画像とビデオ
・カスタム透かしなど
Professional+
・Lumen5デザインチーム
・オーダーメイドのブランドテンプレートなど

ただし2024年1月現在、Lumen5は日本語対応していないことには注意が必要です。

Lumen5 公式Webサイト

DALL-E 3

DALL-E 3は、最も有名な生成AI「ChatGPT」を作ったOpenAI社が開発した画像生成AIツールです。ChatGPTサービスの一つ「DALL-E」の最新バージョンであり(2024年1月現在)、テキスト情報を入力後、数秒程度の短時間で画像を生成します。一度に複数の画像を生成するため、その中からイメージに近いものを採用してさらに生成することができます。

DALL-E 3で生成した画像は商用利用できますが、2024年1月現在ツールが使用できるのは有料版のChatGPT PlusユーザーまたはEnterpriseユーザーのみとされています。

また、OpenAIはGPTやDALL-Eの成果を組み込んだ動画生成AI「SORA」を2024年2月に発表しました。一般利用はまだですが、世界中が注目しています。

DALL-E 3 公式Webサイト

Adobe Firefly

Adobe Fireflyは、Adobe社が開発した画像や装飾文字を生成するAIツールです。単体でも生成ツールとして十分に利用できますが、同じAdobe社のPhotoshopやIllustratorなどのアプリケーションにも搭載されており、画像クリエイターの創作活動をAIによって効率化してくれるのも特長です。

生成AIツールとしてとりわけ特徴的なのが、AIの学習データに「Adobe Stock上の画像や、著作権切れコンテンツなど権利関係が明確な画像のみを使っている」ことです。これまで画像を生成したAIの学習元データには著作権で保護されたデータも含まれている可能性があるため、取り扱いには賛否両論があります。しかしその点、Adobe Fireflyで生成した画像は、著作権関連の問題はクリアしています。安心して利用できる点は、大きなメリットといえるでしょう。

Adobe Fireflyは、AdobeIDを持つユーザーであれば無料で、月あたり25回生成に利用できますが、それ以上使いたい場合は月額680円で100回の作成が可能です。他のAdobe社サブスクリプションサービスによっては料金や回数が別に設定されています。

Adobe Firefly 公式Webサイト

Canva

オンラインで利用できるデザインツールCanvaには、AIによるイメージ生成機能が搭載されています。

この機能を使えば、テキストプロンプトを入力するだけで、テキストのイメージに沿った画像が生成されるのはもちろん、水彩画や色鉛筆といったスタイルの変更も可能です。生成した画像の仕上げに照明と露出を調整し、フォトエフェクトやステッカー、アイコンといったグラフィックを挿入すれば、意図した画像により近づけられるでしょう。

CanvaによるAI生成は、無料でも利用可能です。しかし有料プランになると、生成できる回数が大幅に増えます。

Canva FreeCanva ProCanva for Teams
費用無料月額1,500円または年額12,000円月額3,000円または年額30,000円(最初の5名まで同額)
AI画像生成回数50回月あたり500回毎月1人あたり500回
AI動画生成回数5回月あたり50回毎月1人あたり50回

有料プランには、30日間の無料トライアルが用意されています。「とにかく一度使ってみたい」というときは、ぜひ利用してみましょう。

Canva AIイメージジェネレーター公式Webサイト

フリー素材で理想の企業向け動画制作は難しい

個人の趣味などで私的利用する動画であれば、フリーの動画素材でも満足いく、または多少妥協すれば良いくらいの動画は作成できるかもしれません。しかし法人利用で、達成したい明確な目的のために利用するなら、イメージに合ったフリー動画素材を見つけるのも大変です。目的が明確なほど、クオリティにも妥協はできません。

このような企業向けの動画制作には、専門の動画制作会社に発注するという方法がおすすめです。正式に制作を依頼すれば、企業の求めるイメージやクオリティはもちろん、専門家ならではの技術による独創的な表現を加えることも可能です。

当社は、企業向け動画制作を企画から撮影、編集、配信までのサービスをワンストップで提供しています。用途も製品のプロモーション動画や販売促進用の広告動画など幅広く、ライブ配信やWeb上のバーチャル展示会などへの利用も可能です。

ゼネラルアサヒ メーカー企業様のCG・映像制作ならお任せください

まとめ

今回は、フリーの動画素材の使い方や注意点などを解説しました。無料で手軽に使用できるフリー素材は、動画制作コストを抑えたい場合に役立ちます。しかし、著作権の問題や商用利用の可否など、素材利用時にはさまざまなポイントに注意することが必要です。

また、クオリティが低く使いにくい素材や、理想的な素材が見つけにくいサイトもあります。予算に余裕がある場合は、レパートリーが豊富で質の高いものが多い、有料素材の利用を検討してみるのも良いでしょう。

当社では、会社紹介や商品プロモーションなど、さまざまな目的に応じた動画制作サービスを展開しています。丁寧なヒアリングを通して目的や予算に合ったコンテンツを提案し、クオリティの高い動画を制作可能です。動画の制作を検討している方は、ぜひお問い合わせください。

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