COLUMNコラム

動画制作・映像制作外注の費用相場とは?料金を抑えるポイントを解説

公開日: 2024年8月30日    

マーケティングにおいて動画コンテンツはとても重要です。

企業PRや商品紹介、採用活動など、さまざまな場面で動画が活用されている昨今、「動画を作ってみたいけど、費用はどのくらいかかるんだろう?」と考えている方に向けてお悩みを解決できるヒントが詰まっています。

本記事では、動画を制作する際の相場や費用を抑えるポイントについて、詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読み進めてください。

■目次

動画制作依頼の大きな2パターン

制作会社への依頼

動画制作を専門に請け負っている制作会社に依頼するメリットは、3つ挙げられます。

  • 高クオリティな動画制作が可能
  • 高い企画力に基づく制作が可能
  • 高額なソフトや機材が整備されている

映像を撮影するスキルはもちろん、撮影した動画を「どのように編集すれば魅力的に見せられるのか」を熟知しているため、安定的にクオリティの高い動画を制作できるというメリットは大きいといえます。

加えて、高い企画力も優れている点のひとつといえるでしょう。
動画は開始から終了まで1本のストーリーに沿って展開されるため、企画・構成力が重要になります。専門企業はノウハウを駆使して制作する動画のコンセプト設計から詳細に行い、撮影時のアングルからオープニングやエンディングの演出まで詳細に設計するため、視聴者を飽きさせない動画を制作できます。

高額なソフトや機材を揃えている可能性が高いのもメリットです。個人のクリエイターでも高額な機材を使用している場合はありますが個人差があるため、クオリティにこだわるのであれば機材の品質がある程度担保される制作会社への依頼が安心です。

弊社の実績はこちら
https://www.generalasahi.co.jp/cd/movie/works/

個人への依頼

個人のクリエイターに動画制作を依頼するメリットは、以下の3つがあります。

  • 希望を反映してもらいやすい
  • コストが比較的安い
  • クオリティもある程度担保されるため、コスパが良い

個人のクリエイターへ依頼するにあたってクオリティ面への不安を抱く方も多いかもしれませんが、日頃から専門的に映像制作を引き受けているクリエイターであれば、十分にクオリティの高い動画制作が可能です。

スキルや使用機材には個人差が生じるため、安易に依頼先を決定すると失敗のリスクが高いというデメリットも考えられます。しかしながら、一概に「個人だからクオリティが低い」とはいえないでしょう。費用面も鑑みると、制作会社への依頼と比べてコスパが良くなる可能性があります。

動画制作を外注するメリット・デメリット

それでは、動画制作を外注する場合のメリット、デメリットを挙げてみます。

【制作会社に依頼するメリット】

1. 専門スキルの活用

プロの制作会社に依頼することで、高品質な動画制作が可能です。3DCGやアニメーションなどの専門技術、効果的な演出、最新のトレンドを取り入れた魅力的な映像表現が実現できます。

2. 社内リソースの節約

企画から編集まで全工程を外注することで、社内スタッフの負担を軽減し、本来の業務に集中できるのが大きなメリットです。また、慣れない業務での経験不足による試行錯誤も避けられ、制作時間の短縮も期待できます。

3. 効果的な企画立案

豊富な経験を持つプロによる、目的やペルソナに合わせた効果的な企画提案が期待できます。多様な業界での制作実績を活かし、視聴者の心に響く最適な構成やストーリー展開のアドバイス等も得られるでしょう。

4. 初期投資の抑制

購入後の使用頻度や投資対効果が不明確な中、高価な撮影機材や編集ソフトへの投資を行うのはリスクが伴います。専門の制作会社へ依頼することで、必要な時に最新の機材と技術を利用でき、機材の選定・管理やソフトウェアの習得にかかる時間と労力も節約できます。

5. リスク管理

著作権や肖像権などの法的問題に精通したプロの対応により、知的財産権侵害などのリスクを最小限に抑えられます。また、品質保証や納期遵守など、契約に基づいた責任ある対応が期待できます。

【デメリット】

1. 費用面

制作会社によっては動画の内容や長さ、使用する技術によって費用が変動し、高品質な動画ほど制作費用が高額になる場合があります。修正や変更の度に追加料金が発生する可能性もあるため、予算管理に注意する必要があります。

2. スケジュールの柔軟性の低さ

制作会社によっては、その会社の既存スケジュールに合わせる必要があり、急な変更や修正への即時対応が難しい場合があります。大幅な変更が生じた際は、再調整に時間がかかったり追加費用が発生したりする可能性があります。

3. コミュニケーションの課題

外部制作会社とのやりとりでは、窓口や担当者によって意図や要望が正確に伝わらないことがあります。専門用語や技術的内容の理解、企業文化や商品・サービスの深い理解を得るためのコミュニケーションに時間と労力がかかることも考えられます。

4. 機密情報の管理

動画制作過程で企業の機密情報を共有する必要がある場合、適切な情報管理が求められます。事前の機密保持契約や、撮影素材・編集前データの取り扱いについても、明確なルール設定と遵守を心がけましょう。


これらのメリットとデメリットを理解した上で、自社の状況や目的に合わせて動画制作の外注を検討することが重要です。

次に、動画制作の相場をみていきましょう。

動画制作の費用相場

動画制作の費用は、用途や目的によって大きく異なります。ここでは、主な用途別に費用相場を紹介します。

会社・事業紹介動画 相場:70万〜300万円程度 (3〜10分程度)

企業理念やビジョンを伝える会社紹介動画は、その内容や表現方法によって費用が大きく変動します。シンプルな構成であれば70万円程度から制作可能ですが、3DCGやグラフィックを多用したり、モデルを使用したストーリー性のある演出等を加えたりすると、300万円以上になることもあります。

採用動画 相場:20万〜300万円程度 (1〜10分程度)

求職者向けの採用動画は、企業の魅力や職場環境を効果的に伝えることが重要です。社員インタビューや職場風景の撮影など、内容によって費用は変わってきます。シンプルな構成であれば20万円程度から制作可能ですが、アニメーションや3DCGを導入すると費用が別にかかります。

商品・サービス紹介動画 相場:70万〜500万円程度 (15秒〜1分程度)

商品やサービスの魅力を短時間で伝える必要があるため、撮影や編集に高度なテクニックが求められます。インフルエンサーや有名人を起用する場合は、別途費用がかかります。

研修・教育用動画 相場:30万〜100万円程度

社内向けのマニュアル動画など、比較的シンプルな構成であれば30万円程度から制作可能です。アニメーションやナレーションを加えると費用は上がりますが、繰り返し使用できるため、長期的に考えると費用対効果が高いといってもいいでしょう。

テレビ広告・Web広告 相場:テレビ広告 100万〜1,000万円以上 、Web広告 30万〜30万円程度 (10〜30秒程度)

テレビCMは視聴者数が多いため、高いクオリティが求められます。そのため、制作費用も高額になりがちです。一方、Web広告は比較的安く制作できますが、有名人の起用や凝った撮影を行うと費用は上がります。

これらの相場を見ると、動画制作にはある程度の費用がかかることがわかります。しかし、予算に応じて工夫することで、費用を抑えることも可能です。次に、動画制作の外注費用を抑えるポイントをご紹介します。

動画制作・映像制作の外注費用を抑えるポイント

素材や出演者は自社で用意する

写真やイラスト・BGMなどの素材を自社で用意したり出演者を社員にしたりすることで、大幅なコスト削減が可能です。例えば、社内で撮影した写真やフリー素材サイトから入手したBGMや効果音を使うことで、素材制作費を抑えられます。ただし、素材の質や著作権には十分注意しましょう。

また、有名人を起用すると別料金が発生します。出演者やナレーションなど、クオリティが許容できるのであれば、一般的には社員を起用することでプロへの外注費を節約できます。

自社で行える作業は外注しない

企画や簡単な編集作業など、自社で対応可能な部分は内製化することで費用を抑えられます。例えば、動画の構成やシナリオ作成に慣れているスタッフがいる場合はこれを社内で行い、撮影や本格的な編集のみを外注するといった方法があります。社内にビデオ編集ソフトの操作ができる人材がいれば、簡単なカット編集やテロップ挿入などの作業を内製化することも検討してみましょう。

動画の尺を短く指定する

動画の長さを短くすることで、制作費用を抑えられます。伝えたい内容を絞り込み、簡潔にまとめることがポイントです。例えば、5分の動画を2分に短縮することで、撮影時間や編集作業時間が減り、コストダウンにつながることがあります。

また、尺を短くすることで、視聴者の集中力維持にも効果的です。特にSNS向けの動画は、15秒〜1分程度の短い尺が効果的とされています。活用方法を明確にしておくことも大切です。

動画のテンプレートを用意しておく

同じような構成の動画を複数制作する場合は、テンプレートを作成しておくと効率的です。例えば、オープニングやエンディング、テロップのデザイン、BGMなどを統一したテンプレートを用意しておけば、毎回のカスタマイズ作業が減り、制作時間とコストを削減できます。これは特に、定期的に更新する製品紹介動画やSNS投稿用の動画シリーズなどに有効です。

撮影工程の最適化を行う

撮影日数を短縮したり、自社施設内で撮影したりすることで、人件費やレンタル費用を削減できます。例えば、複数のシーンをまとめて1日で撮影する、または自社のオフィスや会議室を撮影場所として活用するなどの工夫が考えられます。また、天候に左右されない屋内撮影を優先することで、スケジュール変更のリスクを減らし、追加コストの発生を防ぐことができます。

編集工程の最適化を行う

修正回数を減らすため、事前に要望を明確にし、スケジュールをしっかり確認しておくことが重要です。具体的には、動画の構成や使用する素材、重要なメッセージなどを事前に文書化し、制作会社と共有しておくこともおすすめです。意図のズレを防ぎ、後からの大幅な修正を避けられます。また、ラフ編集の段階で細かくチェックし、フィードバックするなど要所要所の丁寧な対応で、最終的な修正を最小限に抑えられます。

複数の動画をまとめて発注する

同じ制作会社に複数の動画制作をまとめて依頼することで、量産効果によるコスト削減が期待できます。例えば、1本の動画制作を依頼するよりも、3本まとめて依頼したほうが、1本あたりの制作費が安くなる可能性があります。また、同じディレクターやカメラマンが担当することで、一貫性のある作品が制作できるというメリットもあります。

これらのポイントを組み合わせることで、品質を維持しながら外注費用を効果的に抑えることができます。ただし、過度なコスト削減は品質低下につながる可能性があるため、目的や用途に応じて適切なバランスを取ることが重要です。

動画制作のメリットと活用事例

では、実際に動画を制作することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。いくつかの活用事例とともに見ていきましょう。

自社サイトやオウンドメディアでの活用

企業の公式サイトやオウンドメディアに動画を掲載することで、訪問者の興味を引き、サイト内の滞在時間を延ばすことができます。また、動画を通じて企業の魅力やサービスを効果的に伝えられるため、新規顧客の獲得やリピーターの増加につながる可能性があります。

活用事例: サイトのトップページに会社紹介動画を設置 ・製品紹介ページに使用方法の動画を掲載 ・ブログ記事に関連する解説動画を埋め込む 等

各種イベントでの活用

展示会や記念式典などのイベントで動画を活用することで、より多くの人々に企業のアピールもできます。パンフレットなどの紙媒体よりも印象に残りやすく、効果的なプロモーションが可能です。

活用事例: 展示会ブースでの会社紹介動画の上映 ・記念式典でのこれまでの歩みを振り返る動画の上映 ・新製品発表会での製品紹介動画の使用 等

採用活動での活用

就職活動中の学生や転職希望者に向けて、動画を通じて企業の魅力を伝えることができます。職場の雰囲気や社員の生の声を届けることで、より具体的に働くイメージを持ってもらえるでしょう。

活用事例: 会社説明会での会社紹介の動画活用 ・採用サイトに社員インタビュー動画を掲載 ・1日の業務の流れを紹介する動画の制作 等

商談での活用

商談の場面で動画を活用することで、短時間で効果的に商品やサービスの魅力を伝えられます。特に無形商材や専門的なサービスの場合、動画によるビジュアル的な説明が有効です。

活用事例: プレゼンテーションでの商品紹介動画の使用 ・サービスの利用イメージを3DCGで表現した動画の活用 ・顧客の声を集めたインタビュー動画 等

SNSでの活用

YouTubeやX(旧Twitter)、Facebookなどのソーシャルメディアで動画を活用することで、より多くの人々にリーチすることができます。適切なターゲティングを行うことで、効果的なプロモーションにつながります。

活用事例: 新製品のティザー動画をSNSで先行公開 ・企業の取り組みを紹介するショート動画の定期投稿 ・ユーザー参加型の動画キャンペーンの実施

これらの活用事例からわかるように、動画はさまざまな場面で効果を発揮します。適切に制作・活用することで、企業のブランディングや商品・サービスのプロモーション、採用活動の強化など、多岐にわたる効果が期待できます。

まとめ

動画制作の相場や費用を抑えるポイントについて、詳しく解説してきました。確かに、一定の費用はかかりますが、適切に活用することで十分な効果が期待できる投資といえるでしょう。

品質の高い動画制作は決して安いものではありませんが、適切に制作・活用することで、企業の成長や目標達成に大きく貢献する可能性を秘めています。本記事を参考に、自社に最適な動画制作の方法を見つけてください。
動画制作に興味を持たれた方、具体的な相談をしたい方は、気軽にお問い合わせください。企画から、撮影、編集に至るまで最適な提案をサポートいたします。動画の力を借りて、あなたの企業の魅力をより多くの人々に伝えていきましょう。

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