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【研修担当必見】オンデマンド研修のメリット・制作方法・事例を解説!

公開日: 2023年5月25日    
【研修担当必見】オンデマンド研修のメリット・制作方法・事例を解説!

オンライン研修の中でも録画データを配信するオンデマンド研修ならば、時間や場所にとらわれず自由に受講できます。オンデマンド研修は企業で働く従業員だけでなく、企業側にも多くのメリットがあります。本記事では、オンデマンド研修のメリット、制作方法、導入事例をご紹介します。研修担当者の方は必見です!

オンライン研修の種類とは?

オンライン研修の種類とは?

オンライン上で研修を開催できるオンライン研修は、近年特に新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から需要が高まりました。

オンライン研修には、大きく以下の3つの種類があります。

  • ライブ配信:リアルタイムのライブ映像を配信する
  • オンデマンド配信:サーバーにアップロードした動画を配信する
  • 疑似ライブ配信型:録画動画配信とライブ配信のいいとこ取り

それぞれの特徴を理解し、自社のニーズにあうタイプを採用することが大切です。ここでは、種類ごとの特徴を詳しく解説します。

ライブ配信:リアルタイムのライブ映像を配信する

ライブ配信タイプは、講師が研修を行っている様子を生中継で配信するものです。受講者は研修の実施場所だけではなく、出張先や自宅など場所を気にせずに参加できます。決まった時間に受講する必要があるため時間の制約はありますが、パソコンとインターネット環境さえあれば、場所に制限されずに研修を受けられるのがポイントです。

さらに講師と受講者の間や、受講者同士で双方向コミュニケーションが生まれるため、分からないところをその場で質問したり、受講者同士がモチベーションを高め合ったりできるという特徴もあります。

オンデマンド配信:サーバーにアップロードした動画を配信する

オンデマンド配信とは、あらかじめ録画された研修コンテンツやスライド型の教材をサーバーにアップロードして配信するものです。YouTubeで動画を観るのと同様に、配信されたコンテンツを再生して研修を受けられます。場所や時間を気にせずに自由に受講できるのがポイントです。また、分からない箇所は何度も繰り返して視聴できます。

リアルな双⽅向コミュニケーションは不可能ですが、効率的に受講できるため予習や復習用のツールとしても利用でき、長期的な研修にもおすすめです。

疑似ライブ配信型:録画動画配信とライブ配信のいいとこ取り

疑似ライブ配信型とは、ライブ配信タイプとオンデマンド配信タイプのメリットを合わせ持ったものです。疑似ライブ配信型では、配信する動画そのものは録画済みのものですが、チャットを利用してリアルタイムでコミュニケーションがとれます。事前に録画したデータを使用できるため、ライブ配信ならではの失敗のリスクを軽減できるほか、研修中の質問にその場で対応できるなど、受講者にとってもメリットが多い方法です。

疑似ライブ配信型を実施する際はチャット対応用に人を配置する必要はありますが、気軽に取り組みやすいので、同じ研修を繰り返して配信する際に効果的です。

eラーニングとの違い

eラーニングとの違い

オンライン研修とよく似た言葉に、eラーニングがあります。どちらもオンラインで学習するという点で共通していますが、実はオンライン研修の種類によって微妙に違いがあるのです。ここではeラーニングとは何か、eラーニングとオンライン研修の違いは何かについて解説します。双方の特長を理解し、研修の目的や内容に合う研修方法を選択してください。

eラーニングとは?

eラーニングとは、インターネットを利用した学習形態のことです。あらかじめ制作して録画された動画や教材をサーバーに保存することで受講者に配信でき、受講者はいつでも自分の好きなペースで学習を進められます。受講状況をリアルタイムで把握できるほか、理解度を確かめるテストもオンラインで受けられ、結果をすぐに確認できます。また、多くの社員に一定水準の知識やスキルを習得してほしい場合に役立ちます。

eラーニングとの違いとは?

eラーニングとオンデマンド配信タイプのオンライン研修にほとんど違いはありません。研修動画を録画してアップロードするオンデマンド配信は、eラーニングの1つといえるでしょう。

一方、ライブ配信型や疑似ライブ配信型のオンライン研修は、講師と双方向コミュニケーションが可能な点でeラーニングとは異なります。これらのオンライン研修は、講師と受講者が一堂に会していない点を除けば、対面研修と同じようにコミュニケーションをとりながら学習を進めることができます。

オンデマンド研修が注目される背景

オンデマンド研修が注目される背景

研修といえば、以前は従業員が同じ場所、同じ時間に集まって受講するのが当たり前でした。ところが2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大によって、私たちの働き方は急速に変化せざるを得ませんでした。特に都市部においてのテレワークの増加、企業本社の地方移転など、対面研修や一斉研修が困難なケースが続きました。

そこで注目されるようになったのが、オンデマンド研修です。従来の研修方法の代替えとして、場所や時間に制約されない研修が急増しました。また世界的なDX化やオンライン化の流れもそれを後押ししたといえるでしょう。今では多くの人がオンデマンド研修に慣れ始め、その利点にも気づくことになったわけです。

そのため、オンデマンド研修は今後も魅力的なコンテンツを作ることで、企業にとっても大きな資産となり、多くの効果が期待できます。

【保存版】オンデマンド配信とは?ライブ配信と違いや選び方を解説!」もあわせて参考にしてください。

1.オンデマンド研修の受講者側メリット

1.オンデマンド研修の受講者側メリット

自分のペースで何度も視聴できる

オンデマンド研修ならば、録画されたコンテンツを繰り返して視聴できるため、自分のペースで学習できます。「理解している部分は1回のみ視聴し、分からない部分は何度も繰り返し視聴して復習する」といった方法で学習できるため、効率的に内容を習得できるのもメリットです。このように、受講者の理解レベルに応じた学習が実現します。

場所と時間を問わずに受講できる

オンデマンド研修は、インターネットに接続できる環境があれば場所と時間を問わずに受講できます。地方拠点の従業員が出張せずとも受講でき、研修前後の移動時間を確保する必要もないため、業務の合間や休憩時間や通勤中などに効率的に受講できるのがメリットです。テレワークが浸透している現在では、オンデマンド研修が非常に有効なコンテンツになっています。

オンデマンド研修の企業側メリット

オンデマンド研修の企業側メリット

研修品質を均一化できる

オンデマンド研修では、同じ講師や教材で学習できます。そのため、勤務地や講師による差が⽣まれにくく、研修品質を均一化できるのがメリットです。

遠方の事業所で働いている社員や勤務時間の不規則な社員、中途で入社した社員など、対面の研修では対応が難しかったケースでも、均一に学習機会を提供できます。

担当者の負担を軽減できる

オンデマンド研修は、社員の受講状況や成績といった学習履歴をシステム上で一括管理が可能です。未受講者に対して受講を促したり、成績が基準に達していない社員を抽出して復習を促したりといった作業を簡単に行えるため、研修管理を効率化し、研修の成果を上げることも期待できます。

このように必要な作業の多くをシステムで自動化できるため、担当者の業務効率化と負担軽減につながります。

社員一人ひとりにあった最適な教材やコースを提供できる

オンデマンド研修の中には、目的に応じてさまざまなコースが用意されているものや、社員のレベルに合わせてコースを選択できるものがあります。自社教材を簡単に作成する機能を搭載している学習管理システム(LMS)があり、社員一人ひとりに適した教材やコースを提供できるのも魅力です。

最近では、新入社員や中堅社員、管理職、マネジメント層など、社内における階層に応じて異なる研修を実施する「階層別研修」が注目されています。それぞれの階層に合った研修を対面で実施するのは難しいですが、オンデマンド研修を活用することで効率的に階層別研修を実現することができます。

教材の修正やアップデートが簡単

オンデマンド研修で使用する教材や資料をデジタル化し、システムにアップロードしておくことで、修正やアップデートも簡単に対応できます。紙媒体で配布する場合、変更が生じた際はその都度印刷し直さなければなりません。デジタル化することで、元となるデータを修正したり差し替えたりするだけで変更を一括反映できるのです。そのため、変更にかかるコストや手間を削減できます。

既存の教材をオンライン教材として利用できるものだけではなく、そこに映像やテロップ、アニメーションなどを加えてオリジナル教材を作成できるものもあります。このようなサービスを使用すれば、研修内容や受講者のレベルなどに合わせて簡単に教材をアップデートすることも可能です。

最新の教材を参加者に一斉配信できる

最新の教材をすべての参加者に⼀⻫配信できるメリットもあります。特に、情報セキュリティ研修やコンプライアンス研修といった、法律の改正や社会情勢の変化の影響を受けやすい研修については、常に最新の教材を使用する必要があります。最新版を一斉に配信できるため、正しい教材を使用した研修をタイムリーに実施できるのです。

オンデマンド研修の動画教材を制作するには?

オンデマンド研修の動画教材を制作するには?

オンデマンド研修は、すでにコンテンツが用意されているサービスを用いて実施できます。しかし、自社の経営理念やルールなど、自社ならではのコンテンツにしたい場合は、オリジナルで作成することが必要です。自社ならではのコンテンツは、一度制作すれば、長期間使用できる利点があります。ぜひ動画制作を検討してみるのをおすすめします。

内製化する

研修の動画教材を内製化すると、外注コストを抑えられるため低コストで制作可能です。また、自社の社風や規則などに合った、独自のコンテンツを制作しやすいというメリットがあります。簡単に制作できるシンプルな動画や教材で問題ない場合は、内製化することも検討しましょう。

内製化する際は、撮影機材や編集ソフトといった必要な機材を用意し、撮影や編集のスキルがある人材の確保が重要です。

研修動画は、以下のような流れで制作します。

  • 研修カリキュラムを設計する
  • セミナーテーマごとのコンテンツ内容を整理する
  • 動画の流れが分かるような絵コンテを作成する
  • 研修資料・教材を作成する
  • 動画を撮影する
  • カットやテロップ挿入など、動画を編集する
  • ナレーション収録を行う

機材や人材が不十分な場合、内製化は向いていません。また動画制作が初めての場合は、想定よりも時間がかかる場合があるため、十分なスケジュールを確保する必要があります。

このように、内製化の際は必要な機材や人材、余裕のあるスケジュールの確保が重要になり、難しい場合はプロに外注することをおすすめします。

外注制作する

外注制作ならば、質の高い研修動画をプロにおまかせできます。動画構成の検討から撮影、編集までといったすべての作業を依頼できるため、リソースを気にする必要がありません。その分本業に集中できるため効率的です。

特に、クオリティの高い動画に仕上がる点は、大きなメリットといえます。高性能な機材や適切なアングルやカメラワークでの撮影、またメッセージが効果的に伝わるような編集を施し仕上げてくれるため、理想に近い動画を制作することができます。コストはかかりますが、何年も使い続けたい研修教材の場合は、プロに外注するのがよいでしょう。

外注制作の場合は、打ち合わせ時に動画の目的やターゲット、期待する効果などをすり合わせることが欠かせません。「期待どおりの動画にならなかった」という事態を防ぐため、制作の進捗や動画の内容などを頻繁に確認することも重要です。

当社では、会社紹介や製品プロモーション、社内研修など、さまざまなニーズに対応した動画制作サービスを展開しています。丁寧なヒアリングを通して、ご希望に沿ったクオリティの高い動画を制作可能です。オンデマンド用のオンライン研修動画を制作したい方は、ぜひ当社にお問い合わせください。

オンデマンド研修の導入事例

オンデマンド研修の導入事例

オンデマンド研修は、その特長からさまざまな内容を扱う新人教育や、階層ごとに異なる内容を受講するコーチング研修で多く導入されている方式です。ここでは、それぞれのケースで導入されている理由について解説します。

新人教育

オンデマンド研修は、多くの内容をレクチャーする新人教育によく用いられています。

新人教育では、ビジネスマナーや電話対応、基本的な仕事の進め方といった汎用的な内容から、コンプライアンス対応や情報セキュリティなど、社会情勢を反映した内容まで実施する研修はさまざまです。

汎用的なコンテンツについては、オンデマンド動画化することで、毎年の新人教育で使用でき、効率的に研修を実施できます。また、トレンドを反映したコンテンツについては、教材もデジタル化することで、簡単にアップデートや配信が可能です。

特にコロナ禍では、在宅で新人研修を受けられる体制づくりが進み、新人研修においてオンライン研修が導入される事例が多く見られます。

コーチング研修

新人教育だけでなく、コーチング研修にも多く用いられています。リーダーや管理職などが受講することが多いコーチング研修では、受講者の階層やレベルによって、受講すべき内容はさまざまです。

たとえば、最近部下ができたばかりのリーダーならば、部下との信頼関係の構築方法やチームビルディング能力についての研修、管理職になった社員ならば組織全体を目標達成まで導くスキル、経営幹部層ならば経営トップとして持つべき視座や全社に適した行動のとり方といったように、研修内容は大きく異なります。

受講者それぞれにあわせて対面研修を行うのはリソース面でハードルが高いですが、オンデマンド研修として実施することで、自身に必要な内容だけを自由に受講できるのです。

まとめ

まとめ

今回は、オンライン研修の中でもオンデマンド研修に注目しました。その特徴を理解することで、受講者や企業側にとって多くのメリットがあることがお分かりになったでしょう。さらには動画の制作方法や導入事例などをくわしくご紹介しました。

オンデマンド研修は、時間や場所の制限がなく自由に受講できます。今後も魅力あるコンテンツを制作し、提供することで、新人研修やコーチング研修などの多くの場面で活用されていくでしょう。また、研修担当者の業務を効率化し負担軽減にもつながります。

企業にとってのオンデマンド研修用動画は教育コンテンツの1つであり、一度作ると企業にとって大きな資産となります。

長期的な費用対効果を考えるならば、クオリティの高い動画を制作会社に依頼する方がいいでしょう。ぜひご検討ください。

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